100年以上前に製造された懐中時計です。100年の生涯の半分くらいは実用されていたのでしょうか。こんなに綺麗でいまだに正確に動作するということに驚きです。
Hamilton 940
2004/05
金張り(gold filled)
ねじ込み式ケース
18s(18サイズ・約54mm)
ニッケル合金製
1907年頃
21石
アンクル脱進機
1907年製造
ダブルローラー
フルプレート
ポーセリンダイアル
5姿勢調整
金貼りの鉄道時計ですが、当時の位置づけはどうだったんでしょうか。裕福な人の趣味的な時計はもっと高価な金無垢でしょうし、鉄道員が購入できるような金額でも無いと思います。会社から貸与されていたのでしょうか。
時刻あわせはレバーセット(剣引き剣回し)方式です。2時位置のレバーを最後まで出した状態で竜頭を回す事により時刻合わせが可能です。前蓋を外さなくてはならないので面倒ですが、不注意で動いてしまわないようにとの理由でこうなっています。
出テンプですので、力強くゆっくりと動くテンプが堪能できます。
プレートの装飾も見事です。
この時計を枕元に置いて音を聞きながら眠りにつくというロマンティックなことを想像していたのですが、実際には音が大きすぎて無理でした。
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