古いノートPC(DELL Inspiron 1520)にWindows10を入れてからディスプレイドライバが不調です。
DELL Inspiron 1520 はグラフィックスチップとして Nvidia GeForce 8600M GT を搭載しています。
Windows10 (pro 64bit) をインストールしてから操作中、突然画面がブラックアウト(真っ黒になる)することがありました。数秒で元に戻るのでしばらくはそのまま使用していました。この時のイベントログには「ディスプレイドライバーnvlddmkmが応答を停止しましたが、正常に回復しました。」というイベントが残っています。
Windows10 Anniversary Update をインストールしてからブラックアウトが頻繁に起こり、たまにブラックアウトから復帰しないようになりました。そこでグラフィクスドライバを最新にしたところさらに症状が悪化し、起動するたびにフリーズするようになりました。
Nvidiaのダウンロードサイトで検索すると、 GeForce 8600M GT の最新ドライバのバージョンは現時点で「341.98」です。
検索で出てくる最も古いバージョンは「341.74」なのですが、それに差し替えてみてもフリーズは解消しません。ただし最新バージョンよりは症状は軽く、PCを使用可能な時間は長いです。(しかしいずれフリーズします)
それからいろいろなバージョンを試してみましたがどれもNGでした。
ダメなときはまともにアンインストールさえできないので、アンインストールには「Display Driver Uninstaller」を使いました。(「Driver Fusion」というソフトウェアもありますが、ディスプレイドライバーに特化しているDDUの方が操作が簡単そうなのでこちらを使いました)
ネットで「Nvidia ドライバ
ブラックアウト」とかで検索すると「nvlddmkm.sys」を削除あるいは上書きする方法がヒットします。インストーラーでクリーンインストール(だったかな?)にチェックを入れてもこのファイルが残ってしまうようです。もちろんこの方法も試しましたが、私の場合は違うようでした。
「NVIDIAコントロールパネル」の「PhysX構成の設定」 で「自動設定」からグラフィックスチップを指定(今回の場合は「GeForce 8600M GT」に指定)すると良いと聞き、やってみましたが、そちらも効果ありませんでした。
最新ドライバーがダメな場合は古いドライバーを試すのがセオリーですが、試したドライバー全てNGでした。どこかにOKなバージョンがあるのかもしれませんが全て試すことはあきらめました。ググっていたらGeForce 8600M GTチップはMacで不具合があって回収しているようです。このチップ事態に問題があるのかもしれません。
OSからクリーンインストールすることを試すべきなのですが、キーを紛失していて再インストールできないアプリがあるのでそれもできません。
NVIDIAのドライバはあきらめてMicrosoftの標準ドライバを使うことにしました。標準ドライバでも一応WSXGA+(1680×1050px)は表示できます。グラフィックスボード内蔵のVRAM(おそらく256MB)は使用できないようなのが残念ですが、ゲームをするわけでも画像・動画アプリケーションを動かすわけでもないので我慢できるでしょう。
とりあえず解決と思っていたら落とし穴がありました。WindowsUpdateでNVIDIAドライバが自動更新されてしまうのです。以前のWindowsではMicrosoft以外のドライバはアップデートから外すことができたと記憶しているのですが、Windows10(Anniversary Updateから?)ではできないようです。「デバイスのインストール設定」はこのOSにもありますが選択肢がありませんでした。
そこで「Show or Hyde Updates」を使ってみることにしました。これは特定のアップデートを適用しないようにするMicrosoft謹製のソフトです。
「Hyde updates」をクリックし、「NVIDIA…」にチェックを入れます。
これでOKと思ったのですがダメでした。なぜかというと、上の画像でもありますがWindowsUpdateでNVIDIAの項目は2つ出てくるのですが、「Hyde updates」で2つとも指示しても1つしか登録されないのです。残ったひとつはWindowsUpdateで適用されてしまうのです。
ここで力尽きました。八方ふさがりです。
進展がありましたら、また書きます。
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