2016年11月1日

ステップドリル


通称「タケノコドリル」とか「スパイラルドリル」とか呼ばれています。一度使ってしまうと、その便利さから手放せなくなります。


数センチ程度の穴を開けたい場合どうしますか?

ドリル:サイズが合えばベストでしょうがDIYレベルですとあまり太いドリルは持っていないことが多いです。私もΦ10mmまでしか持っていません。



リーマ:私も長年愛用しています。手動なので大変なのがネックです。



ホールソー:太さにもよりますが、これが最も使いやすいです。でも普通は1つのサイズ専用なのでサイズごとに揃える必要があります。よっぽど空ける数が多くないと購入には至りません。安いセット品やサイズが変更できるものもあるようです。



自在錐:木材専用ですが大きな穴があけられます。私も持ってますが慣れないと使い辛いです。見た目で想像できると思いますが左右の刃が均等に当たるようにバランスを保つのが難しいです。



いろいろ並べましたが結局のところ適材適所です。開けたい穴の小さい順に並べると次のようになります。ステップドリルは電動のリーマーに相当すると言って良いでしょう。
ドリル→(リーマー)→ホールソー→自在錐

問題は価格です。有名メーカー品の数万円のものからノーブランドの数百円のものまでさまざまです。とりあえずノーブランド品を買ってみました。切れ味が悪いのは容易に想像できますが物は試しです。3本セットで2,000円弱のものを買ってみました。



溝がストレートのものと螺旋状(スパイラル)のものがあります。ストレートの方が安価なのですが、スパイラルの方が多少切れ味が良いとのことですのでスパイラルにしました。


最も細いものが 4、5、6、7、8、9、10、11、12mmの9段階
中くらいが 4、6、8、10、12、14、16、18、20mmの9段階
最も太いものが 4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32mmの15段階
の3本組です。



使い方は説明するまでもないですよね。小さい穴からだんだん大きな穴になるので中心もズレず失敗が少ないです。ドリルの段差より板が厚いと後で(やすりなどで)修正する必要がありますが、それほど頻度はないでしょう。

通販サイトの写真には軸に「HSS(ハイスピードスチール:高速度鋼)」の刻印がありましたが、実物にはありませんでした。金色なのはチタンコーティングということですが、いかほどのものでしょうか?


今まではイロモノ工具として見ていましたが、使ってみるとこれが便利でした。試しに使ってみた程度ですが、切れ味は悪くありません。高価なものと比較することはできませんが、おそらく価格の違いは耐久性の違いとなって現れるのではないかと想像しています。



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