充電池ではなくコンデンサ(キャパシタ)を使ったジャンプスターターです。
急なバッテリー上がりに『あると安心』なのがジャンプスターターです。一昔前はほかの車のバッテリーと繋ぐケーブルだったり、AC電源を使ったスターター(たいてい充電機能付き)でした。現在はリチウムイオン電池を使ったものが主流のようで、容量10,000~20,000mAhくらいのものが5,000円~売られています。常に車に携帯していると安心なのですが、真夏には70度近くにもなる車内に置くとなるとリチウムイオンバッテリー式の物は発火の心配があります。安心のために装備するの物なのにそれが心配の種になってしまうとなれば本末転倒です。また、バッテリーは自己放電があるので定期的に充電する必要があり、さらに言うと寿命も短いです。過酷な条件の車内に放置していたら寿命は5年ほどでしょう。
最近になってバッテリーではなく大容量のコンデンサ(キャパシタ)を使った物が増えてきました。安全性が高く寿命も長いメリットがある一方で、使う直前に充電する必要があるというデメリットがあります。
セルを回せないほどヘタったバッテリーに繋いでも充電可能(使用可能)ということなので興味がわいてきました。理屈としては電圧が下がったり大電流を供給できなくなったバッテリーでもある程度、電力が残っているのなら、時間さえかければジャンプスターターに溜めることができるということです。
価格は12,000~とバッテリー式よりかなり高いですが、安心のためには出せる金額という判断で買いました。購入価格は12,500円。
[Amazon Autowit Super Cap2 ジャンプスターター 12V スーパーコンデンサ搭載]
スペック
定格電圧:13.5V
使用電圧:15.5V
ピーク電流:800A
作業/保管温度:-40℃~70℃
充電時間:入力電圧12V→3分 入力電圧6V→20分 入力電圧5V(USB)→30分
重量:1.06Kg
サイズ:265mm×115mm×45mm
同梱物:Autowit Super Cap本体、収納ケース、シガーソケット用充電ケーブル、クランプセット、USB充電ケーブル、多言語取扱説明書(日本語を含む)
思っていたより大きく・重いです。
接続・操作はすべてここに集約されています。
操作するのは赤いボタン1つのみ
一応、日本語の取説が付いていました。
さっそく使ってみました。とはいえ、全然元気なバッテリーです。
バッテリーに繋ぐと充電が始まります。表示部が非常に小さいです。個人的には無意味に派手な表示の商品よりずっと好感を持っています。
3分ほどで100%に充電されました。「Power On」と表示されたら準備OK。
本体のボタンを押すと間欠音が鳴ってカウントダウンが始まります。
連続音になったら始動できる状態です。
セルを回すと普通にエンジンがかかりました。
1回の使用で容量は82%になりました。
100%の状態でも数日で完全放電してしまうそうです。どこかコンセントのあるところで充電して故障場所まで移動するケースが考えられますが、その程度でしたら問題無いでしょう。方式がいろいろあるので断言はできないそうですが、基本的にはハイブリッド車(の始動用バッテリー)にも使えるそうです。
操作が簡単で安全性も高そう。後は値段がもう少し安くなったら…と思うのですが、EV車になったら不要ですね。
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