劣化してイレイサーで消えにくくなったホワイトボードをコーティング剤で復活を図ります。
ホワイトボードに書いたものを消す際、奇麗に消えず跡が残るようになりました。イレイサーを交換しても、特に「赤」が消え辛いです。ホワイトボードはマグネット式で壁に貼り付けてあるだけなので交換可能なのですが、かなり大きいので経費が掛かります。
再生可能であるなら助かるので調べてみました。まずホワイトボード表面をクリーニングしてみました。中性洗剤では無くアルコールを使うと良いと聞いたので、無水アルコールで洗浄→水拭き→から拭きしてみました。非常に奇麗になりましたが、消えづらさは変わりませんでした。
表面のコーティングが劣化していることが考えられるので、コーティングの再生を考えました。調べてみると「ホワイトボード再生コート」なるものが市販されているのを見つけました。
[Amazon SST ホワイトボード再生コート コーティングキット 15ml入。ホワイトボード6枚分 ]
レビューを見ると評価が割れていて、少なくとも「特効薬」とはならないようです。とにかく価格が非常に高いため買うのはやめました。
ネットで調べてみるとシリコンオイルを塗る方法がありました。これなら手持ちのものがありますので試してみることにしました。
①シリコンコート
車のボディコーティングに使っているシリコン系のガラスコーティング剤です。
[Amazon AZ(エーゼット) CCT-001 自動車用 ガラス系コーティング剤 アクアシャインクリア 300ml 中型車約7台分 マイクロファイバークロス 付き (AW301) ]
②フッ素コート
車の窓の撥水剤です。シリコン系の商品が多いですが、個人的にフッ素系の方が好きで使っています。
[Amazon AZ(エーゼット) 自動車用ウィンドウコーティング剤 140ml アクアウルトラ プラス フッ素 超耐久 AQUA ULTRA+ FUSSO【フッ素の力で効果が持続/強力に雨をはじきます】AX312 ]
③シリコンオイル
汎用的なシリコンオイルです。
[Amazon AZ(エーゼット) 滑るブルー シリコーンオイル (1L) ]
ホワイトボードを前述の方法で綺麗にしてからマスキングテープで区分けし、それぞれコーティングしました。左端は比較のため何も塗っていません。しばらく時間をおいてから最も消え辛かった赤色マーカーで文字を書きました。
マーカーのインクをはじいてしまうことが考えられたので確認しました。①は少しはじいていますが許容範囲内と思います。
②も①と同じくらいはじいています。
③は①②よりかなり大きくはじいています。ただしギリギリですが実用できると思います。
10分ほどおいてから(通常の使用方法でも書いてすぐに消すと消えづらいらしい)イレイサーで消しました。イレイサーにオイルが付着し、次に消す部分に影響しないように気を付けています。
何もしていない部分はやはり残っています。
①は効果を感じられました。
②はさらに効果が大きいです。
③は全然ダメ。まったくの逆効果です。見た目でオイル分がギトギト残っているので予想はしていました。
実験結果は「フッ素コートが最も効果的」となりました。ただし、そのフッ素コートも完全ではありません。耐久性は調べていませんが、イレイサーで擦ることを考えると、それほど長いとは考えられないでしょう。
結論としては、この中に解決策は無く、(元も子もないですが)買い替えしかないと考えます。どうしても買い替えができないというのなら、使用後にアルコールスプレーでクリーニングするのが良いでしょう。
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