2014年10月4日

シトロエン Xantia SX


シトロエン Xantia SX

1996年5月~2010年3月(13年10ヶ月)







2台目の車です。およそ10万キロ走りました。
色はルージュグリオッティというワインレッドです。 前車が乗り心地が悪かったので、乗り心地の良い車ということで一度はハイドロに乗ってみようと思った次第です。


乗り心地はいい時と悪いときとで差が激しかったです。
道路の継ぎ目のような両輪に同時にショックがくる場面が苦手で、低速でのハーシュネスはきつかったです。 しかしながら”モードに入った”時の乗り心地はまさしく魔法の絨毯です。いい意味とは限りませんよ、空に浮かぶ絨毯に乗ったことを想像してみてください。振動は全くないが足を踏ん張っても安定しない感じがしませんか?
路面の荒れたワインディングロードを流しているような場面では、全ての振動を吸収し、宙に浮いて滑走しているような感じです。ドイツ車のような”絶対に路面をはなさないぞ!”といったスタビリティとは正反対な感じです。そう書くと運転していて不安なのでは?と思われるでしょうが実にゆったりした気分で運転できます。
XantiaはBXと比較して硬くなったといわれますが、スフィア(写真の緑の玉で、普通の車のコイル・ショックに相当します)をコンフォートスフィアに交換したらBXの乗り味に近づきました。

自分で治せる細かい故障はありましたが、大きな故障はありませんでした。弱い部分はありますがインターネットが普及し(その前はニフィティサーブのFICAR)情報が得られるので、弱い部分を予防交換していればまったく問題ありません。ただゴムとプラスチックはダメですね。特にエンジンルーム内のは触ると崩壊するレベルです。ゴムとプラスチックは日本製に交換しましょう。

この車に乗り始めた頃はパソコン通信NiftyServeのFICAR(輸入車フォーラム)で情報収集していました。その後インターネットが普及して情報収集とパーツの入手が格段に楽になりました。良い時代になったものです。

そんなに気に入っていた車をなぜ乗り換えたのかというと子供ができたからです。「子供ができたからミニバン」なんてことはまったく思いません。Xantiaの安全性に疑問符がつくからです。というかユーロNCAPでは最低の数字がしっかり出てしまっています。そうでなくともエアバッグが付いているのは運転席だけ、というのは心苦しい。

折も折、エコカー補助金の対象車種が外車にまで拡大されました(米からの外圧といわれています)。気になっていた車種が対象に入ったことを知り、0円査定のXantiaが25万円に化ける!

買い変えるしかない…

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