大げさに言うとアクセルからブレーキに踏み替える際に「よっこいしょ」と足を持ち上げないとブレーキペダルに引っかかる感じがします。最初から違和感があったのですが未だに気になります。
そこで後付のペダルを付けることにしました。
ブレーキペダルには手を付けず、既存のアクセルペダルの上から取り付けるタイプのペダルを取り付けることによって、アクセルペダルを底上げし、ブレーキペダルとの段差を削減しようという計画です。
本当はアクセルペダルを上げるのではなくブレーキペダルを下げたかったのですが、構造をみたところ既存のペダルを下げる手段はなさそうでした。何故そうしたかったのかと言うとハンドルが遠かったからです。シートバックは比較的立てているのですが腕がストレートアームになってしまい、ドライビングポジションがしっくり来ないのです。私はお世辞にも足が長い方ではありません。と言うことは手が短いのでしょう。そういえば前車のシトロエンも同様にハンドルが遠かったです。日本車ではそのように感じたことは無いのでフランス人は日本人より手が長いのかもしれません。また、安全上の理由で体とハンドルを遠ざけたいという側面もあるのかもしれません。
とにかく現状において足に合わせるとハンドルが遠いのに、さらにペダルが手前にくるとハンドルが一層遠くなってしまうのです。ただ、大事なのはブレーキなのでブレーキに合わせるのだったら問題ないのかもしれません。ともかく試してみることにしました。
最もポピュラーと思われるカーメイト（ブランド名はRAZO）のサイトを物色中、ルノー・カングーの適合なんて明記されてるわけないよなぁ～と思っていたら、何と記載されていました。以下の2点です。
・CARMATE RAZO RP102 GT SPEC ペダルセット
・CARMATE RAZO RP112 FOMURA SPEC ペダルセット
価格はRP102の方がかなり高く見た目も豪華です。シンプルな見た目が気に入ったのでRP112に決めたのですが、販売終了品のようで売っているところがなかなか見つかりません。探していたら未使用品が中古扱いで売っていたので購入しました。
まあ、純正ペダルにかぶせて金属バンドで締め上げて固定するだけの代物ですので適合も何もないのですけどね。大きさが極端に違うなどが無い限り何を選んでも問題ない気がします。
RAZO RP112 フォーミュラースペック ペダルセット AT-L A/T用 2,490円
写真は使用後に外して撮った写真ですので汚れていますが、確かに未使用品でした。
AT用でブレーキペダルとアクセルペダルがセットになった商品ですが、使用するのはアクセルペダルだけです。取り付け方法については割愛します。説明書通りに作業すれば特に難しいことも無いと思いますが、安全にかかわる部分ですのでしっかり確認しましょう。
こちらが取り付け前の写真です。ピンボケで申し訳ないです。写真になると段差についてはよくわからないですね。
こちらが取り付け後です。ペダル面積が大分大きくなりました。
元のペダルは横から見ると湾曲していますが新ペダルは直線に近い形状です。ペダルの上端・下端では2.5cmほど、中央部では2cmほどかさ上げされました。
この写真を見るとかさ上げ具合がわかりやすいです。手前に写っているのがブレーキペダルです。もちろんこの状態でもブレーキペダルの方が高い位置にあります。
試走しての感想です。
アクセル・ブレーキの踏み替えはかなり良い感じになりました。スムースに切り替えられます。
アクセルを踏んでいるときの位置が手前になったので足を浮かせている感じというか、今までと違うのでちょっと違和感があります。おそらくすぐに慣れるでしょう。
それよりも不満があります。素材がプラスチックからアルミニウムに変わったので、履いている靴によってはアクセル操作でキュッキュッと音が鳴ることです。高い方のRP102は表面がカーボンですので、こちらの方が鳴りにくいのかもしれません。表面に何か貼り付けてみようかしら？
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