スピーカー JBL Control 1 のエッジがボロボロになったので交換しました。
久しぶりに使おうと思って押し入れから引っ張り出してみたらエッジがボロボロになっていました。自分で交換できるかな?とネットで検索するといっぱいヒットします。絶番ながらも長年にわたって人気のあった機種だけに情報が多いです。特にこちら↓のかたのサイトが詳しいので参考にさせてもらいました。【ワレコオーディオ】JBL Control 1Xtremeエッジ交換修理する【ウレタンをゴムに】
わが家にあるのは Control 1X が2台と Control 1G が4台です。以前はここにスーパーウーファーを加えて5.1chサラウンドとして使っていました。昔話をするとこのころは BOSE 101 の方が人気が高かったのですが、視聴したらBOSE独特の音が嫌でJBLに即決しました。 Control 1 もそうですが BOSE 101 も後継機種が無いのですね。あれだけ人気があったのに何故なのでしょう?メーカーとして値付けが安すぎたのかな?
エッジは安さと耐久性を考慮してラバーエッジに決めました。専門店の物はサイズに間違いはないものの高価なのでノーブランド品にしました。とりあえず2chで使うつもりなのですが、せっかくなので6本全て交換したいので価格を抑えたかったのです。安いものは詳細サイズが明記されてないものが多く、レビューを参考に4つで1369円(1つあたり350円)のものを購入しました。
ちなみに Control 1X と 1G では微妙にサイズが違いましたがどちらも許容範囲だと思います。ただし厳密には山の幅が長すぎ(山の内側はもっと外側、山の外側はもっと内側が理想)な気がしました。
ご覧の様に6本全て同じようにエッジが崩壊していて触っただけで粉になります。エッジ交換のやり方は上記の通りネット上に多くあるのでいまさら必要ないでしょうが、せっかくなので私も記載しておきます。
ヘキサゴンレンチで表に見える6本のネジを外します。
主にこの位置に接着剤が塗ってあるので、マイナスドライバー等を隙間に突っ込んで無理やり剥がします。
コツをつかむと(普通はコツをつかむ前に終わってしまいますが)簡単です。
リード線は結構長いので安心。
ウーファーを留めているプラスネジを4本外します。裏側はナット留めで接着剤も塗ってあるのでナットを押さえながらでないと外れないかも。
スピーカーはさらに接着剤で固定されているのでカッターナイフとかマイナスドライバーを駆使して外します(剥がす感じ)。
外れました。
ガスケットは再利用するのでカッターナイフを使って綺麗に剥がします。
ガスケットを剥がした後の汚れをイソプロピルアルコールを使って取り除きました。
この作業が一番大変で面倒なのでソコソコで止めました。
コーン裏側に残ったエッジをこそぎ落とします。マイナスドライバーでゴリゴリすると粉になって落ちます。ネットではアルコール等を使って落としているようでしたが必要性を感じなかったのでやめました。
コーンの周りに残ったエッジをハサミを使って切り取ります。コーンとエッジの境目が良くわからなかったので、周りのケバ立った部分を取り除いただけにしました。
いよいよ新しいエッジの装着です。接着剤は硬化後も弾力性があって透明な「セメダイン スーパーX クリア」を使いました。
まずはコーン裏側に綿棒を使って塗ります。
次にエッジ内側に塗ります。
コーンの裏側に滑り込ませるようにエッジを入れます。
エッジ外側をめくって接着剤を塗ります。
コーンを押して干渉していない(センターが出ている)ことを確かめます。何度やっても干渉していた試しがないので必要ないかも。
ガスケット固定用の接着剤を塗ります。
ガスケットを接着してエッジ交換完了。
戻し方は割愛。見た目は見違えるように綺麗になりました。6本全てやるのに3時間ほどかかりました。
エッジが粉状になっていたので見た目ももちろんですが部屋が汚れるのでやらないわけにはいきませんでした。音質向上は二の次だったのですが、明らかに良い音に変わったように感じました。特に低音が出るように感じたのです。ネットの情報だと「変わらない」とする声が優勢だったので意外でした。プラシーボとは思えないのですが…。
今まで意識したことなかったのですが、 1X のインピーダンスが 4Ω に対して 1G は 3Ω なのですね。アンプは 4Ω~ が多いので、その場合ボリュームには気を付けないと。
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