2022年10月3日

エンジンマウント(ミッションマウント)交換


助手席側のエンジンマウントを交換しました。

つい最近知ったのですが、カングーのエンジンマウントは3つあるそうです。一番わかりやすいのがエンジンルーム向かって左側(運転席側)にあるもの。自分の場合、前回の車検時に交換してもらいました。

もう一つが車両の下側、私が「トルクロッド」と呼んでいたもの。これは1年ほど前にDIYで交換しました。

そして3つ目が今回交換したもので、バッテリーの下あたりにあります。厳密にはミッションに接続されていますので「ミッションマウント」と呼んでもよさそうです。ルノーの整備書を見ると3つとも「Engine Mounting」と記載されています。

3つのうち2つは交換済みなので、もう一つも交換したくなり、調べてみました。純正品番は「8200423501」でK4Mエンジンでしたらコカングー/デカングー共通のようです。海外通販よりちょっと高いだけだったので国内通販で8,367円で購入。純正ではなく互換品です。



バッテリーの後ろ側に少しだけ固定ナットが見えます。


バッテリーを外し、ECU?写真に見える2本のボルトを外します。さらにバッテリーボックス底のボルト3本を外します。


ECU?はケーブルが、バッテリーボックスは底から伸びる排水パイプが邪魔で完全には外れませんでした。脇に避けておけば作業できますのでそのままにします。


マウントを外すとエンジン+ミッションが落ちてくるので、下からジャッキで支えます。ジャッキポイントはこの位置が良いのかわかりませんが、車両に比べればそんなに重くないのでヨシとしました。


ここで重大な問題が発覚!マウントは3本のボルトで留まっています。上から見えるのは全てナットです。中央はミッションから伸びるボルト、手前・奥は下からボルトが差し込んであります。フリーのボルトなので下から手で差し込む必要があります。奥側は簡単に手が入るので問題ないですが、手前側は手が入るスペースが見当たらないです。


いろいろ見ていたら左前輪のインナーカバーを剥ぐって隙間から手を入れれば何とかなりそうな気がしてきました。



意を決してナットを全て外します。最初は落ちるはずのミッションが付いてきたのですが、ミッションから伸びるボルトをハンマーで軽くたたいたら落ちました。

出来上がり!ですが、ここに至るまでムチャクチャ苦労しました。予想通り手前側のボルト(写真だと左側のボルト)を差し込むのに難儀しました。タイヤハウスからフレームの隙間に手をねじ込んで見えない穴を探します。やっとたどり着いても当然のごとく手を離せばボルトは落ちてきてしまいます。右手でボルト、左手でナットといければ良いのですが当然届かず、手伝ってくれる人もいないということで、差し込んだボルトをガムテープと布切れで固定し、上にまわってナットを嵌めました。何とか出来上がった時には手・腕には無数の傷跡。手の細い私だから何とかなったのですが、もう少し太かったら無理でした。本当はどうすればよかったのか想像がつきません。ナットの締め付けトルクは62N・mだと思います。


ホッと一息ついて外した部品を観察します。


一部ひび割れは見られますが使用にはまったく問題なし。交換の必要性はまったくありませんでした。(あくまで素人の見立てです)


ミッション側とボディ側とに分割されることを外して初めて知りました。


やっぱり運転してみても交換の効果はまったく体感できませんでした。






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