5回目(11年) 93,000km
●タイミングベルト
今回の車検で悩んだのがタイミングベルト交換を行うかどうかということ。前回のタイミングベルト交換は5年・43,000km時で、それから6年・50,000km走行していますので交換時期ではあります。
今回車検を通して次の2年間は乗り続けることには迷いはありません。しかしさらにその次の2年間はわかりません(自動車税も割増しになりますし)。2年しか乗らないのであればタイミングベルト交換はもったいないですし、4年以上乗るのでしたら今行うのが最適でしょう。先のことはわからないですし、安心して乗りたいので交換することにしました。
<交換部品>
・タイミングベルト
・ウォーターポンプ
・テンショナー
・アイドラー
前回もそうだったのですが、タイミングベルトとウォーターポンプはまだまだ使える状態でしたが、テンショナーとアイドラーは交換が必要な状態でした。もちろんLLCも全交換しています。
●ドライブベルト
ドライブベルト(ファンベルト)は2年でダメになったり4年以上大丈夫だったりと寿命が良く分からないのですが、前回の交換から4年経っているので交換しました。
<交換部品>
・ドライブグベルト
・クランクプーリー
・テンショナー
ドライブベルトはまだ使える状態でしたがクランクプーリーが寿命でした。金属製の内周・外周の間にゴムのダンパーは付いているのですが、そのダンパーが劣化していました。クランクプーリーの部品代は35,000円ほどと結構高いです。
●サーモスタットハウジング
しばらく前からATの下あたりにオイルが付着していることに気付いていましたが、どこから漏れているのかわからず地面に滴るほどでもないので車検の時に見てもらおうと放置していました。
結果、サーモスタットハウジングからのエンジンオイル漏れで、結構な量が漏れていたそうでサーモスタットハウジング交換となりました。樹脂製のハウジングが歪んで漏れることが多いそうです。ここは冷却水のラインとエンジンオイルのラインが隣り合っているので、それぞれが混じると面倒なことになります。ですので外に漏れたことはむしろラッキーだったと思っています。
<交換部品>
・サーモスタットハウジング
実はサーモスタットハウジングについては予習済みでした。サーモスタットは消耗品の認識なので今までの所有車は自分で交換してきましたのでカングーも自分で交換できるかな?と。
調査の結果、カングーのサーモスタットは単体で交換することはできず、樹脂製のハウジングごと交換することがわかりました。サーモスタットハウジングはeBayで入手が容易ですし価格も4,000円(送料込み・社外品)~とリーズナブルです。場所もエンジンルーム助手席側、エアインテークパイプを外せば手が届き、作業性も悪くなさそうです。Aliexpressだとアルミ製も売ってます。
ということで、そのうちDIYで交換してみようと思っていたのですが、今回そこからのオイル漏れが見つかったことで急遽交換となりました。本当は自分でやりたかったのですが
・タイミングベルト交換等の作業のついでにできるので技術料が安くすむ
・まわりのオイル汚れがひどいので自分で清掃するのが難しい
・タイミングベルト交換でLLCを交換するのに、その後にサーモスタットハウジング交換を別途行うとまたLLCを交換する必要がある
ことが理由で業者にお願いしました。部品代が28,000円ほどしましたので社外品との価格差がちょっと痛いこともありますが、やっぱり自分でやってみたかったな…車検前に交換が必要だと分かっていたら…と悔やまれます。
●エンジンマウント(アッパー)
もう一つの予想外。エンジンルーム運転席側、大きくて目立つやつです。液体封入式ではない単純なゴム製ですので部品代は18,000円ほどと高くは無いです。ゴムの劣化で高さが低くなっていますし一部のゴムに亀裂が生じていました。振動などの効果が体感できたらうれしいですが…どうでしょうか?
他のマウント(エンジン側、トランスミッション側、他にもあったかな?)は大丈夫とのことでした。
<交換部品>
・エンジンマウントアッパー
●総評
税金・保険などの諸経費を含めた総額は30万を優に超える金額になりました。高いことは高いですが現在どうしても乗り換えたいと思える車も無いですし、これでしばらく安心して乗れます。車検で工場に入庫するたびに「車検の時にしか来ないねw」とあいさつ(お約束)するくらい故障しないので車検時に予防交換でお金がかかるのは納得しています。
以前から気になっているショックアブソーバーの状態も見てもらいました。少しずつ劣化していくものなので毎日乗っている人にとっては意外とわからないのです。その人の判断では「ある程度抜けているので替えてもいいかも。でも現状全然ダメということは無いし柔らかいのが好きな人にはこれくらいの方がかえって良いかも」だそうです。「評価の高い社外メーカーでも安いラインはあまり良くない」とも言っていました。これを聞いて替えない方向に気持ちが傾いています。
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