2021年3月29日

カウルトップの外し方


カングーのフロントガラス下にあるプラスチック部品(カウルトップ?)を外します。

このワイパーの付け根にある左右に長い黒いパーツです。


外す目的ですが、ショックアブソーバーの交換に備えるためです。現状ショックアブソーバーの交換をやるかやらないか決めかねているのですが、やるならばカウルトップを外す必要があります。しかしネットで検索したところカングーのカウルトップの外し方を説明しているサイトを見つけることができませんでした。たぶん説明するほどのこともない簡単な作業だからだと思いつつ実際にやってみました。やってみたら簡単な作業でしたが、せっかくなので記載しておきます。

まずワイパーを外します。ワイパーは以前に停止位置調整で外したことがありますので勝手はわかっています。ナットを外したらゴトゴト揺すってあげれば外れます。ボルト&ナットのスプラインでワイパー位置が固定されるのですが、位置決めが結構微妙なので停止位置にテープを貼って(一枚目の写真)目印にしました。


必ずしも外す必要は無いですが邪魔なのでボンネットとのクッションになるゴムを外します。引っ張るだけです。


左右にあるプラスチックパーツを外します。ツメではまっているだけなので引っ張れば外れます。


プラスチックパーツ外すとその奥にプラスチックのナットが見えますので左右とも外します。このプラスチックナットは前の方にも3つ(計5つ)あるのでそちらも外します。


後はツメではまっているだけなので引っ張ればカウルトップが外れます。


これでショックアブソーバーのアッパーマウントにアクセスできます。


予想通り水が溜まってショックアブソーバー先端のネジ部が錆びています。こちらは運転席側。


助手席側も同様。


水が入らないように工作したいところです。ボディ側のフランジになっている所にカバーをしてやろうか?サイズを測ったところ長い方の径110mm・短い方の径93mm・外周335mm。


ちなみにマウントの奥、左右に水抜き穴があります。ここに落ち葉などが詰まると車内に水漏れしてきますので木の下とかに駐車している場合は定期的に掃除した方が良いでしょう。パイプみたいな黒いパーツは詰まりにくくするためのものだと思います。


さて今回の主目的はアッパーマウント上部のナットを取り外せるかどうか確かめることです。ボルト(ショックの先端)のセンターに六角穴があるのでそこにヘキサゴンで回り止めしながらナットを回す必要があるのでソケットレンチは使えません。かといってメガネレンチを使おうとしても大抵の場合アッパーマウントの奥まった場所にナットがあるのでメガネレンチが届かない可能性があるのです。

案の定、カングーも普通のメガネレンチでは届きませんでした。ナットは18mm、六角穴は6mmでした。


フレアナットソケットを使うのが一般的なようですが、用途が限られているのでDIYレベルで用意するのはもったいない。当然私も持っていないです。



カングーの場合は比較的浅い場所にあるのでディープオフセットのメガネレンチなら届きそうですが私は持っていません。さらに言うとディープオフセットのメガネレンチセットを持っている人でも18mmはあまり使われないサイズなのでこのサイズは持っていないかもしれません。



「18mm?」ピンときました。「そうだ、18mmのプラグソケットがあったな。あれは外側が六角になっていたはず!」



このセットでいけそう。18mmのプラグソケット、6mmの六角棒、21mmのコンビネーションレンチです。プラグソケットはあまり大きなトルクをかけることは想定されていないでしょうがたぶん大丈夫でしょう。


うん、いける。


前々からショックアブソーバーを替えたいと思っているのですが、これでまた一つ手順が確認できてハードルが下がりました。でも上から見る限りですがアッパーマウントのゴムに亀裂などの劣化は見られませんでした。安くない金額なのでまだ迷っています。



0 件のコメント:

コメントを投稿