2024年5月4日

TDCセンサー交換


走行中に動かなくなりました。

信号待ちしていたら前触れなくエンジンストール。エンジンをかけようとするとセルは回るものの、全くエンジンが始動する気配がありません。近くの駐車場に人力で退避してしばらく様子を見たものの状況は変わりません。自宅まですぐの所でしたので、そこまで牽引しました。

そこでもう一度エンジンをかけてみるとあっさり始動します。その後は何度やっても問題ありません。最初から燃料ポンプの不具合と予想していたのですが、キーをオンにした時の燃料ポンプが動く音を確認するのを後回しにしていました。それが確認できなくなったことが悔やまれます。

先人の経験談を参考にすると、カングー(1,2を問わず)が不動になる原因の6割ほどは燃料ポンプが原因を思います。続いて3割がTDCセンサー、その他(イグニッションコイル等)が1割って感じでしょうか。TDCセンサーはクランク角センサーとも呼ばれ、名前の通りTop Dead Center(上死点)をもとにに噴射タイミングをコントロールしています。

燃料ポンプについて詳細を見ると、多い順に「燃料ポンプ本体不良」「コネクター焼け」「リレー不良」のようです。本体不良とコネクター焼けは同時に発覚することが多い印象です。どちらかが原因で他方に波及しているのでしょう。コネクター焼けについてですが、私のカングー2フェイズ1はリコールでコネクターを交換しています。それが理由か、フェイズ2の方がコネクター焼けの発生頻度が高い印象です。

そんな前知識があったため、一番怪しいのが燃料ポンプ、二番目がTDCセンサーと予想したのです。燃料ポンプの交換については、カングー1のような後席下にサービスホールが無いため、燃料タンクを下す必要があります。これにはマフラーを外したりサスペンションまわりまで手を付ける必要があったりと、自分でやる自信がありません。

TDCセンサー交換だったら自分でできそうなのですが、この場合はコンピューターにログが残っているはずです。自分の持っているOBDⅡ診断機を使ってみたのですが、残念ながら何も残っていませんでした。

こうなった以上、プロに任せることにしました。贔屓の工場は自宅から離れた場所にあるので自走する勇気が無く、保険を使って積載車を手配しました。カングーに乗って14年・12万キロですが、自走できなくなったのは初めてです。

工場で見てもらうとテスターに「TDCセンサー異常」が表示され、あっさり解決しました。総費用は63,000円と思っていたより高かったです。最初からTDCセンサーだとわかっていれば自分で1万円以下で修理できたのですが、仕方がないです。

センサーの場所はサーモスタットハウジングの下あたりです。エアフィルター交換時に外す吸気レゾネーター(?)ボックスを外し、鏡を使って実物を見ることができました。下の写真で青いTDCセンサーと同じく青いコネクターが見えます。サーモスタットハウジング交換時に一緒に予防交換してしまうのもアリだと思います。今回はバッテリーを外してアクセスしたそうが、外さなくても何とかなりそうな気がします。


さて、車が路上で不動になると、もろもろ困りますが、なにより精神的にも堪えますね。今回の一件で買い替えることも考えましたが、昨今の自動車は高額なので「コレしかない!」と思わせる車が無いとなかなか踏ん切りがつかないです。





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