2015年1月5日

カングーのリコール④ 燃料装置


リコール⑤と同時に発表されました。
タンク容量が60リットルから54リットルになったようです。感覚的にはもっと減ったように思えます。



航続距離が600kmから500kmへ100kmほど減ったように感じます。これはかなり残念です。
給油の際、オートストップだと燃料計の針が振り切れなくなりました。私はいつも一回だけ継ぎ足し給油していますが、こうするとちょうど振り切れる感じです。
満タン後走り出すとすぐに 燃料計の針が下がってきますのでちょっと損した気分になります。

対象車両がかなりの数にのぼる上、作業も大がかりなのでディーラーはてんやわんやだと思い、リコール通知からしばらく経ってから作業してもらいました。
そのせいか部品待ちは殆どなく、預け期間も2日ほどで順調に完了しました。

受取時の書類にタンク交換が記載されていなかったので「タンクは替えていないのですか?」と聞いたら「替えていません。」とのことでした。
上記【改善措置の内容】の1に「全車両」とあるのですが…?

【リコール開始日】
2013/07/05

【リコール届出番号】
外-1940

【不具合の部位(部品名)】
1:燃料装置(燃料タンク)
2:燃料装置(燃料ポンプ配線)
3:燃料装置(燃料パイププロテクタ)
4:燃料装置(燃料パイププロテクタ)

【状況及びその原因】
1:燃料タンクに 2 ヶ所装備されている、燃料蒸発ガス排出バルブの一方において、取付位置が不 適切なため、燃料満タン時に、振動により当該バルブ内へ燃料が浸入すると、燃料タンク内の内 圧によって当該バルブを通って燃料が漏れ出るおそれがある。

2:燃料ポンプ配線において、車両配線の長さが不適切なため、燃料ポンプ側のコネクタと車両配 線側のコネクタとの接続が不完全となることで発生する摩耗により導通不良となり、コネクタのプ ラスチック部分を溶解させたり、エンジンに燃料を供給できずに始動できない、または、走行中に エンストするおそれがある。

3 原動機室内に燃料パイププロテクタが装着されていない車両について、衝突時の燃料漏れのお それをより少なくするため、燃料パイププロテクタを追加する。(基準不適合ではないが、安全性 向上を目的とするもの)

4 原動機室内に燃料パイププロテクタが装着されている車両について、固定方法が不適切なた め、エンジン振動との共振によって、固定部分付近が破断して脱落するおそれがある。

【改善措置の内容】
1 全車両、当該燃料蒸発ガス排出バルブを廃止し、容量を減らした対策品の燃料タンクに交換する。

2:全車両、コネクタ付の長さを変更した対策品の配線に交換する。

3:原動機室内に燃料パイププロテクタが装着されていない車両について、燃料パイププロテクタを 追加するとともに、燃料パイププロテクタの取り付けに対応したインジェクションレールプロテクタ に交換する。また、この措置に対応した適切な取り回しとなるようラジエター内ガス抜きホース及び燃料パイプを対策品に交換する。

4:原動機室内に燃料パイププロテクタが装着されている車両について、固定点を 1 ヶ所から 2 ヶ所 に増設した対策品の燃料パイププロテクタに交換するとともに、固定点を新設した対策品のイン ジェクションレールプロテクタに交換する。また、ラジエター内ガス抜きホースがこの措置に対応し ていない車両(平成 24 年 4 月以前に製作されたもの)については、適切な取り回しとなるよう対 策品に交換する。

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