「オリエントスター」は、1951年の誕生以来、ロングセラーを続けるオリエント時計の代表的なモデルです。中でも「オリエントスターダイナミック」は1950~1960年代にかけて人気がありました。
ORIENT OrientStar Dynamic WZ0011EH
2007/04
金メッキ・ケース
クリスタルボックスガラス
手巻き
持続時間約50時間
日差+25秒~-15秒
3気圧防水
ワニ革バンド
ケース径34mm
秒針停止装置
20石
シースルーバック
オリエントスター特製(印伝)ケース付き
この時計はオリエントスター誕生55周年を記念してアニバーサリー・モデルとして復刻されたモデルになります。
穏やかにカーブするボンベ形状の文字盤、そのカーブに合わせて曲線を描く針、なめらかなボックスガラスなど当時の雰囲気そのままに再現されています。
レトロ感あるアラビア数字インデックスも特徴となっています。
「ダイナミック」はそもそも高級品の位置付けではなく、普及品~準高級品あたりを担っていたようです。ですからこの復刻版も高級品テイストではないと予想していたのですが、実際にはかなり質感が高く、高級な雰囲気を持っています。
ただし価格もそれなりに高く、買う前は「レトロな雰囲気を楽しむだけにしては高すぎる」と思っていました。実物を見るとコストパフォーマンスが高いことがわかります。
細部まで手抜きが無くメーカー入魂の作品という感じがします。
ただしシースルーバックはやり過ぎではないかと思います。
地板にペルラージュ仕上げされているとはいえ、特に見せるムーブでもないと思います。メーカーとしては努力の成果を見せたいのでしょう。
一番の不満点は小さなリューズです。手巻きですのでこの小さなリューズでいっぱいまで巻き上げるのは大変です。指先が痛くなります。
リューズが小さいうえに若干重かったのですが、だんだんと軽くなってきて最近では少しは楽になりました。
小さいリューズはクラシカルな雰囲気に一役買っているのは明らかなので仕方がないのですが。
クロコダイルの革ベルトもなかなか良い感じで高品質です。
印伝ケースがおまけとして付いてきましたがこれもなかなか良い感じでうれしいです。ペンケースとして普段使用しています。
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