2015年1月19日

ザ・シチズン


ザ・シチズンにはそれほど興味はなかったのですが、この時計を初めて見たときに「ストイック」な印象に一目ぼれしました。


2007/08
CITIZEN シチズン ザ・シチズン A660-T006591
Cal.A660
ケース径35mm
時差設定機能
10気圧防水
クォーツ(年差±5秒)
ケース/ブレス SS
パーペチュアルカレンダー



そういうわけで「ザ・シチズン」のラインナップからこれを選んだわけではなく、気に入った時計がたまたまザ・シチズンであっただけです。
奇をてらわないデザインでありながらレトロ調ではなくモダンです。

装飾のない凝縮感のあるエッジのきいたデザインはアスリートのようだと勝手に思っています。ストイックと評したのはそういう意味です。

ちょうどザ・シチズンのケースサイズが大きくなる過渡期でしたが、これは旧来の35mmケースでしたので凝縮感があります。38mmのケースでしたら買わなかったと思います。

グレーというかシルバーの文字盤がお気に入りです。
針やインデックスに夜光塗料が塗られていないことも気に入っています。
ケースやブレスレットに傷がつきにくいデュラテクト加工が施されています。

グランドセイコーの9F系キャリバーは年差±10秒ですのでそれよりも高精度ということになります。(あくまでカタログスペックの域を出ないと思いますが)
しかもグランドセイコーの電池寿命が3年であるのに対して5年という優位点もあります。

夜光塗料が塗られていないことが気に入っている点だと書きましたが、その分暗い場面での視認性は悪いです。所有しているグランドセイコーもまったく夜光機能はありませんが、そちらは針やインデックスの面取りが適切なのかちょっと光があれば時刻がわかります。
たとえば映画館で上映中にグランドセイコーではすぐに時刻がわかりますが、ザ・シチズンではなかなかわかりません。このあたりはセイコーに一日の長があるように感じさせます。

さすがシチズンのフラッグシップということでしょう、3年目に無償点検の案内があり、電池交換もしてもらいました。10年間の保証期間内で3回度無償点検してくれるようです。正直、そこまでの必要性は疑問(数十年の期間にわたってメーカー修理可能な体制にしてくれた方がずっとありがたい)ですが、企業姿勢としては評価できます。



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