せっかくなのでMS310に無い機能としてABS・エアバッグのエラー消去できるものを探しました。
最新のものはわかりませんが、しばらく前の輸入車にとってABS警告灯・エアバッグ警告灯は鬼門でした。
警告灯が点灯する原因の8割ほどはセンサーの不良あるいは誤作動でした。「センサーの良否をチェックするセンサーが欲しい」と言われたくらいです。
センサーの誤作動であればわざわざディーラーで見てもらわなくてもこの機械で消去できるわけです。
ところがABS・エアバッグについては対応状況がよくわからないのです。
OBD-Ⅱは各メーカー統一された仕様なのですが、一部に独自仕様を認めている領域があります。PCの文字コードにおける外字領域みたいなものでしょうか。
ABSやエアバッグなどはこの独自領域にあり、全てのメーカーに対応するのは難しいようです。
購入したのは以前に購入したものと同じメーカー(Autel)ですが、MaxiScanの上位機種であるMaxidiagです。
MaxidiagにはJP701・EU702・US703・FR704があり、それぞれ対応する車メーカーが違います。どこの地域のメーカーに対応するのかは型番でわかりますよね。
kangooは当然「FR704」が該当するのですが、ebayを探していると面白いものが見つかりました。
何と1台でJP・EU・US・FR全てに対応するものが存在するのです。
全てと言っても一台に全て含まれているわけではありません。PCから必要な車種の情報だけ本体に書き込むことで対応するわけです。
本体のメモリが限られているのでこのような手法をとるのでデータを入れ替える面倒はありますが、さまざまなメーカーに対応できるということでこれを購入しました。
後から入れ替えられるので型番は何でもよかったので、JP701にしました。価格は送料込みで日本円にして19,000円ほどでした。
この購入したものですが、メーカーがデータの入れ替え可能なものを販売するでしょうか?ちょっと考えにくいですよね。
当時日本には正規代理店がありませんでしたので(現在はあるようです)、並行輸入品か個人輸入しか手がありませんでした。
並行輸入品はかなり高かったので個人輸入したのですがなにぶん情報に疎いです。
同様の物がebayで数多く出品されていましたので少なくとも違法なものではないだろうと判断しました。
以下商品説明
エンジン、トランスミッション、ABSとエアバッグなどの機能が対応できます。
グローバルOBD2・EOBD(EはEuropeを表す)をカバー。
最新のJ-1979 OBD2テストspecsの全9テストモードをサポートしています。
特徴:
1:ジェネリック{PO、P2、P3及びUO}メーカー固有の{P1、P3およびU1}コードを取得
2:スクリーン上のDTC定義を表示
3:フリーズフレームデータを読み取り可能
4:O2センサーデータやライブデータストリームのパラメータを表示
5:データグラフ、1996年ともっと新しい車。
6:ライブセンサーデータの保存と再生が可能
7:バッテリー(乾電池)搭載で車両から外してもデータ閲覧が可能
8:モジュールのテストを実行
9:車両情報を取得(VIN、CIDおよびCVN)
10:現在までの全てのOBD2プロトコルをサポート(CAN含む)
11:使いやすく、信頼性が高い
12: DTCルックアップライブラリを内蔵
13: PCを介してデータを出力可能
JP701対応車種
トヨタ1996ー2008
ホンダ1996-2008
マツダ1996-2008
日産1996-2008
三菱1996-2008
グローバルOBD2準拠したUS、ヨーロッパとアシアの車両対応
国際OBD2規格に準拠している国内外の車両
※16ピンコネクターが搭載されている車両に限ります。
写真を見ると似たような外観ですが、MS310よりだいぶ大きく重いです。MS310と違い単三4本の電池を使用し、電源ボタンもあります。
この電池は車両から取り外して保存されたデータを見るときに使われます。車両に接続している間は電池は入っていなくても動作します。また、車両に接続されている間は常に電源が入っている状態になります。(電源を切ることが出来ません。)
確認できる項目は飛躍的に多いのですが、何といってもライブデータの保存ができることが大きいです。
保存量は残りメモリ量に依存しますので、対応車種を少なくしておけばその分ライブデータ保存量を大きくすることができます。
友人がアルファ156に使用してみたいというのでアルファのデータを入れたうえで貸しましたが、残念ながら接続できなかったそうです。
Alfa156は1997年発売開始なので対応していると思ったのですが…
もちろんkangooは対応していました。
0 件のコメント:
コメントを投稿