2014年12月5日

外壁の隙間の補修


あるとき家の外壁(サイディング)の継ぎ目に隙間が空いているのを見つけました。


この住宅は築15~20年ほどです。これまで一度も外壁の補修をしていないとのことですので、そろそろ補修が必要な時期に来ているのかもしれません。
他にも水道関係でいろいろ不具合が出てきています。家は築15年くらいでメンテナンスが必要と言われていますがそれを実感しています。

外壁はサイディングパネルを何枚か組み合わされているのですが、パネル1枚のサイズは横303cm・縦135cmです。(10尺×4.5尺だと思います)
左右のパネル接続部分にはシーリング材(コーキング材)が充填されているのですが、シーリング処理が十分ではなく隙間が空いています。
おそらく経年劣化でパネルが収縮したことと、シーリング材が痩せてきたことによって隙間が空いたのではないかと思われます。
場所によって違いますがパネル同士は17mmほど離れていますが残っているシーリング材は10mmほどなので7mmほど隙間が空いています。

家を一周見て回ったのですが、南側が最も広く隙間が空いていて一番ひどい状態です。次に東と西が空いていて、北側は隙間が空いていませんでした。やはり劣化の原因は日光か温度差だということが推測できます。

隙間を覗くと奥にブルーの防水シートが見えます。早急に塞がなければ雨漏りしそうです。
上下パネルは隙間無くはめられており、コーキング処理はされていませんでした。

自分でできる応急措置としてシリコン・コーキング材で埋めることにして、ホームセンターで280円/本を3本買ってきました。
残っているコーキング材はそのままに、隙間を新しいコーキング材で充填しました。
また、上下のパネルのつなぎ目も一部、隙間が大きい部分がありましたのでその部分は埋めました。


上の写真が施工後の状態です。新たなコーキング材は透明なものを選びましたので、元々の充填剤と新たな充填剤が区別できると思います。

手持ちの一番長い梯子で作業したのですが、結局、2階の途中までしか施工できませんでした。隙間は屋根まで切れ目なく続いていますので大した効果は期待できそうにありません。それどころか施工していない部分から入り込んだ水が下へ流れてきて逃げ場がないので、家屋の内部に入ってくるかもしれません。それでは逆効果です。

やはりやり残した感があるので、もっと長い梯子を買ってくるか専門業者に頼もうかと考え、とりあえず付き合いのあるリフォーム業者に見てもらうことにしました。

業者の話としては、コーキング材を(たとえ部分的であっても)再充填することは応急措置として有効だということです。
ただし、上下パネルの継ぎ目についてですが、この部分はパネルの端がL型に加工されていてパネル同士が重なる形になってるので少々隙間が出来ていても問題なく、それどころか入ってきた水の逃げ場が無くなるので塞がない方が良いとのことでした。

パネルの隙間の問題とは別に、外壁の塗装が劣化しているので塗り直すことを勧められました。たしかに外壁は艶が無くなり粉が吹いている状態です。外壁の塗装は種類により、短い場合は10年、長い場合でも15年ほどしかもたないようです。
家族と相談して業者に補修してもらう方向で話を進めようと思います。





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