2014年12月13日

温水洗浄便座の交換


温水洗浄便座から水漏れが発生しました。ある程度まで分解しましたが、水漏れ箇所が発見できず、交換となりました。



温水洗浄便座から水漏れし始めました。型番はTOTOウォシュレット TCF661 です。調べてみると1998年発売のようですから16年ほど経っているようです。

漏れているのはストレーナー部分からですが、 ストレーナー自体に問題はないようです。

最初は使用した後に数滴垂れてくるだけでしたので床に受け皿を置いていましたが、そのうちに毎日受け皿の水を捨てなければならないほどひどくなりました。

自分で直せないかと後戻りできそうな程度まで分解してみましたが、漏水箇所は特定できませんでした。
ネットで調べると、この年代のTOTOは水漏れの報告が多く上がっていました。もう15年以上たってますし、内部の汚れも相当なものでしたので新品交換が吉と判断しました。

古いものはタンク・便器も含めて色がブルーでした。調べてみるとこの色は数年前にディスコンになったようで、市場在庫も見当たりません。色がちぐはぐになってしまいますが、白にするしかないでしょう。

どうせ色があわないのであれば、どこのメーカーでもかまいません。特にこだわりもないので安いものからチョイスします。

最安は東芝でしたが故障が多いという評判でしたのでパスします。
次に安かったのがPanasonicです。ノズルがステンレスということに惹かれましたが、給水パイプの接続形状がTOTOとは違うようです。部品を追加購入すると価格的メリットがありません。
INAXは安いものが見当たりませんでした。
結局、無難にTOTOに決めました。

温水洗浄便座のお湯の作り方なのですが、事前にタンクにお湯を貯めておく「貯湯式」と、瞬間湯沸器のように使用するときに使う分だけお湯を作る「瞬間式」があります。
瞬間式の方が年間の消費電力は小さいのですが、瞬間的な消費電力は大きいです。古いものは当然貯湯式なので、トイレの電気設備は大電流を考慮していません。多分大丈夫だとは思うのですが、ブレーカーが上がったり何か不具合が起こる可能性がありますので、今回は貯湯式にします。

もう一つ考慮しなければならないことが便器のサイズです。便座を上げて便器の穴の長い方(奥から手前)のサイズを測り、32~34cmでしたら「レギュラーサイズ(標準サイズ)」、36~38cmでしたら「エロンゲートサイズ(大型サイズ)」です。
メーカーによっては兼用サイズの1種類のみの場合があります。
我が家のはエロンゲートサイズでした。

ちょうどこの時期、毎週のようにAmazonのタイムセールで貯湯式の温水洗浄便座が出ていましたので、そこで購入しました。購入後しばらくしたら瞬間式の温水洗浄便座ばかりになってしまいましたのでタイミングが良かったです。
家族の要望で脱臭機能付きにしましたので、ちょっとだけ高くなりました。

・TOTO ウォシュレット パワー脱臭 エロンゲートサイズ
 ペールホワイト色 TCF2021
 \16,800

メーカーが同じなので交換はとても簡単です。給水ホースは付属していましたが古いものをそのまま使用しましたので10分ほどで交換出来ました。
説明書には記載がなかったので不要かもしれませんが、念のためホースと便座の取り付け部分にはシールテープを巻きました。

①止水栓を閉じる
②コンセントを外す
③古い便座からホースを外す(ホース、本体に残っている水が少量出てきますので注意)
④古い便座を便器から外す(ボタンを押してスライドさせれば外れます)
⑤古いベースプレートを外す(ネジが固着していて硬いかも)
⑥新しいベースプレートを付ける(ネジの締めすぎに注意)
⑦新しい便座を付ける
⑧給水ホースを便座に接続する
⑨コンセントを接続する
⑩止水栓を開ける


分岐水栓です。マイナスドライバーで水の供給を止めることができます。この写真に写っている部分は古いものをそのまま使用します。

こちらがベースプレートです。


本体とホースの接続部分です。配管の工事はこの部分だけです。

便器の色(水色)と便座の色(白)が違うのがわかります。



使用感ですが、水流が優しくないです。弱にしても(「痛い」まではいきませんが)刺激が強い感じがします。上位機種には「洗浄」ボタン以外に「やわらか」ボタンがついていますので、高価であってもそちらにすればと後悔しました。
また、水勢調整がボタン(レベルを上げ下げするボタン)なのも良くないです。家族で「強」を使う人と「弱」を使う人がいるので、毎回ボタンを連打しなければなりません。古いものはつまみで一瞬に変えられたので良かったのですが、新しくなって面倒になりました。
色の違いは意外にも気になりませんでした。
パワー脱臭は効果絶大で付けて良かったです。ただし効果がどこまで持つのかはわかりません。

交換後に古い便座を分解してみたところ、貯湯タンクの継ぎ目にひび割れがありました。貯湯タンクには使用時に圧力がかかりますので、タンクは膨張・収縮を繰り返します。そのためひび割れができ、水漏れしたものと思われます。圧力がかかる部分の修理はかなり難しいものと思われますので新品への交換は致し方ないでしょう。



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