NOMOSはドイツのグラスヒュッテにあるメーカーです。TETRAはバウハウス的デザインが特徴のスクエア型の時計です。
2005/07
3気圧防水
6振動(21,600振動/時)
手巻き
17石
縦27.5mm×横27.5mm(ラグ除く)
ムーブメントはプゾー社製(Peseux Cal.7001)です。プゾー社はETA社に買収されましたので、正確にはETA社製となります。
NOMOSはETAからムーブをばらばらの状態で購入し、自社で磨き・組み上げることで精度を上げているそうです。
確か出荷時の静的精度を0~+8秒と謳っているはずです。
そこまでしているのでETAから「自社ムーブ」を名乗って良いと許可が出ているという話もあります。
残念ながらシースルーバックではないので見ることが出来ませんが、ブルースチール・ネジを用い、プレートにはコート・ド・ジュネーブ仕上げ、角穴車にははサンバースト仕上げがされているはずです。
バウハウス精神を継承して、とことん無駄をそぎ落としたシンプルで機能的なデザインが最大の特徴ですが、ムーブにもこだわって職人的な気質がうかがえるところが人気の秘訣でしょう。
ドイツ製でシンプルなデザインということでユンハンス(JUNGHANS)と被るかもしれません。
代表的なモデルはタンジェント(Tangente)です。インデックスされる数字が偶数のみなのが珍しいです。
ルートヴィヒ(Ludwig)というモデルもあり、インデックスがタンジェントはアラビア数字なのに対してルートヴィヒはローマ数字となっています。
テトラは一風変わったスクエア型です。ちょっと変わった時計が欲しくてこれにしました。
青焼き針が繊細で美しいです。
革ベルトはコードバン(Shell Cordovan)で、これも特徴的です。ただ、この革ベルトはあまり良いものとは思えません。全体的に厚みが足りないしコバの仕上げも雑だと思います。
ベルトサイズをS・M・Lと揃えているところは好感が持てます。
ケースはポリッシュ仕上げされていますが、艶消し(梨地)の方がこの時計には合うのではないかと思っています。
ケースの縁やラグが細いので女性にも、と言うか女性にこそ似合うのではないかと思います。女性の場合はポリッシュ仕上げの方がいいですね。
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