カングーにはまともに使えるドリンクホルダーがありません。センターコンソールボックス前は別途ステーを付けないとすぐに転がってしまう仕様です。
パーキングブレーキ・レバー前にも灰皿が収まっていますがドリンクホルダーにも使える窪みがあります。しかしここを使いたくてもシートから遠すぎます高さ方向のスペースもありません。
幸いドアポケットは500mlペットボトルを収納できるサイズがありますのでここを使いたいと考えるのが普通です。
運転席側のこの部分には発煙筒が装備されていて、いかにもとってつけたような感じなのですが、発煙筒の装備を義務付けているのは日本だけなのでしょうか？
とにかくこんな良い場所を発煙筒に独占させるのはもったいないので、発煙筒を移動してペットボトル置き場にしたいと思います。
ドアポケット内には発煙筒を固定しているスポンジが付いているのですが、これは両面テープで固定されているだけなので剥がれます。
さて、発煙筒を搭載していないと違反になり車検も通らないことは知っていますが、設置場所については指定があるのでしょうか？
調べてみると設置場所についての決まりはないようです。ドライバーが自分で使用するものだからドライバー自身が場所を把握していれば良いということでしょう。
しかしながら私はユーザー車検を行うつもりはありませんので、代行業者が見つけやすい場所に設置する必要があります。
発煙筒は一般的には助手席の足元の左側に固定されていることが多いようです。
最初はそこに設置しようと考えてホルダーになるものをホームセンターに探しに出かけました。
水道管のような塩ビ管を固定する部品が良さそうです。微妙にサイズが合いませんでしたので隙間テープを貼る必要がありますが。
ただ、ここでちょっと考えてしまいました。内装に固定穴を開けたくないなあ。かと言って両面テープだとちょっと固定が甘くなりそう。そもそもあの場所だと恰好悪いような。
そこで思いついたのがドアとシートの間のカーペットに面ファスナー（マジックテープ、ベルクロとも呼ばれるものです）で固定する方法です。
百均で面ファスナーを買ってきてフック面（チクチクする方です）が表になるように発煙筒を巻きました。これをカーペットの上に固定しました。カーペットがループ面（ふかふかの方です）の代わりになりますのでちゃんと固定できます。
また、運転席のシートにはドア側に窪みがあるので、そこに面ファスナーのループ面を貼り付けて、同様に表をフック面に巻き付けた発煙筒を固定しました。（もちろんループ／フックは逆でもOKです）
ちょと話がそれますが、発煙筒の使用期限が切れていることに気付きました。使用期限の使用期限は4年で、この車は新車から5年近く経過しているのですから当然ですね。
それで新しいものを購入しようとしたのですが、250円位という予想を裏切り600～700円と高価でした。
ネット通販でも価格に大した違いはありません。10本まとめ買いだと1本あたり300円台になりますが、さすがに10本は…
同じ場所に乾電池式のLED発煙筒（非常信号灯）も売っていて値段がほとんど一緒でした。これもしっかり車検対応ですし使用期限がありませんのでお得感があります。
そういえば以前購入していたと思い出し、探してみると見つかりました。電池が液漏れしていましたが、掃除し電池交換するとしっかり点灯しました。
しかしLED発煙筒は夜なら効果はありそうですが昼間はほとんど見えませんので役に立ちそうも無いです。結局、発煙筒を購入することにしました。
発煙筒は商品名「サンフレヤーACE」です。「ハイフレヤー５」というサンフレヤーACEより太いものもありましたが、燃焼時間は同じということで細い方にしました。数店舗まわりましたが、この2種類以外は見つけられませんでした。
2本購入しました。なにしろ1本で5分しか持ちません。緊急車両が到着するまで最短でも10分はかかると予想されます。それを考えると最低でも2本は必要だろうと。また、フロントドア付近に設置するとして、事故で片方のドアが開かない場合を考えると左右に装備しておきたいと思ったからです。
この2本とLED発煙筒を1本、さらに期限切れの1本も捨てずに持っておけば安心かと思いました。
まだ一度も発煙筒を使ったことが無いので一回試してみたい衝動に駆られましたが、まだ（たぶん）使えるのにもったいないのと周囲の迷惑になりそうなので止めました。
というわけで1本を助手席の横に、2本を運転席の横に装備しました。
ここならばドアを開ければすぐに気づきますし（さっそく子どもに「なにこれ？」と質問されました）、乗車中は見えませんので景観にもよろしいかと思われます。
期限切れの1本はトランクに。
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