2014年12月8日

ポレオット トラベラー・アラーム


色々な時計に触れてきますと「機械式アラーム時計」に興味が湧いてきます。しかしながら現在は機械式アラームは完全に趣味の世界です。


Poljot Traveler Alarm
2005/02
手巻き
アラーム
内部回転ベゼル



 機械式アラーム時計というと一般的なのは元祖的存在のレビュートーメン、バルカンあたりでしょうか。その上ですとジャガールクルト、さらには雲上時計メーカーへと上り詰めます。
もちろん私も機械式アラームを実用しようなどとは思っていません。時計好きとして一度は体感してみたいだけなんです。でもそんな高価なものは買えません。

そんな時にポレオットに機械式アラーム時計があることを知りました。
さすがポレオット!おれたちに…(以下略)
破格です。ネタで買える値段です。購入しました。

4時位置の竜頭が通常のゼンマイの巻き上げ・時刻合わせです。
4時位置の竜頭が内部ベゼルの回転です。見ての通り世界時刻を表します。
2時位置がアラーム用竜頭です。押し込んだ状態でアラームのゼンマイを巻き上げます。引き出した状態でアラームの時刻をセットします。アラームのON/OFFもこの竜頭で行い、押し込んだ状態がON、引き出した状態がOFFです。

肝心のアラームの音質ですが、腕に付けている状態と付けていない状態ではだいぶ違います。
付けていると「ジジジジ」といった感じです。付けていないと「ジジジジ」に加えて「リリリリ」という澄んだ高い音が混じります。
裏蓋は腕に密着していますので振動を吸収してしまいます。通常、アラーム時計は裏蓋の内側にもう一枚振動版を持っていて、これを振動させることにより音を反響させるのですが、この時計は振動版を持っていないのかもしれません。

ムーブはア・シールド(A.Schield SA)社のコピーと言われています。

写真の金属ブレスは社外品です。付属の革ベルトがあまりにも安っぽかったのでこれも安物ですが金属ブレスに交換しました。偶然ですが弓管の形状がピッタリでしたのでまったく違和感がありません。

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