2014年12月20日

レビュートーメン クリケット


クリケットはジャガールクルトのメモボックスと並んで最もよく知られるアラーム付き腕時計です。



Revue Thommen Cricket
2006/05
手巻き
アラーム
30m防水
アラーム機能付き
SS金メッキケース
ケース径35mm
デッドストック(購入時オーバーホール)



レビュートーメンといえばアビエーター時計もありますが、やはりクリケットでしょう。
歴代の米国大統領が使用した時計としても有名です。

クリケットはもともとはヴァルカン(VULCAIN)が世界初の機械式アラーム腕時計として発売しました。
その後ヴァルカンはレビュートーメンと共にMSRを設立しますが、次第に規模の大きいレビュートーメン統合され1986年以降クリケットはレビュートーメンブランドで販売されるようになりました。
2002年のヴァルカン復活とともに再びクリケットはヴァルカンブランドで発売されるようになりました。

購入したところは小さなディスカウントショップです。この店はおもしろい逆輸入品などが数多く取り揃えられているのでしばしば寄らせてもらっていました。
そこにデッドストックとしてひっそりと陳列されていました。製造されてから5年以上は経っていたと思います。値段も安かったです。
文字盤にはトリチウム表記がありますのでやはり長期在庫品は間違いないです。
見せてもらったところリューズの動きに不具合がありましたので店側でオーバーホールに出してもらった後で納品してもらいました。
長期在庫でしたので正常に動作したとしてもオーバーホールしたかったところですので、不具合があって逆に良かったです。

レビュートーメンのクリケットのムーブはこの時計のムーブはオリジナルのヴァルカン・ムーブの他に汎用的なAS(ア・シールド:A.Schield SA、ETAに買収)ムーブもあります。
見分け方はリューズが3時にあるのがヴァルカンムーブ、4時にあるのがASムーブです。
この時計はのヴァルカン・ムーブです。
ASムーブの音は聞いたことが無いのですが、ヴァルカンムーブよりも音が小さく、持続時間も短く、音色も悪いと言われています。

デザインは昔からほとんど変化していないため、見た目はアンティークそのものです。
ケースバックが2重構造になっていて音を反響させる構造になっています。

使い方を説明します。
プッシュボタンを押す、リューズを操作する、いずれの方法でもリューズを2段階で引き出せますが、その結果(機能)が違います。
リューズを2段階で引き出せるのはカレンダー付きの時計と同じなのですが、普通の時計と違う所はリューズを一段引き出した状態が初期状態となることです。
初期状態にはリューズを押し込んだ状態からプッシュボタンをそっと押してリューズを一段引き出した状態にします。
プッシュボタンを一気に押し込むとリューズが2段分引き出されてしまいます。これは故障の原因になりますので避けてください。
初期状態ではリューズを回しても空回りするだけです。
基本的に時刻修正などの操作をしたら初期状態に戻してください。

・ゼンマイの巻き上げ
この時計にはゼンマイが2つ搭載されており、1つはアラーム用のゼンマイ、もう一つは時計用のゼンマイです。
初期状態からリューズを押し込み、時計回りに回すとアラームの巻き上げ、反時計回りに回すと時計の巻き上げとなります。

・時計時刻設定
初期状態からリューズを引き出し(2段引き出した状態)、反時計回りに回すと時計時刻の設定ができます。時計回りに回してはいけません。つまり必ず時刻の進む方向でしか設定できません。

・アラーム時刻設定
初期状態からプッシュボタンを押してリューズを引き出し(2段引き出した状態)、時計回りに回すとアラーム時刻の設定ができます。反時計回りに回してはいけません。つまり必ず時刻の戻る方向でしか設定できません。

・アラームのON/OFF
初期状態ではアラームOFFです。初期状態からリューズを押し込むとアラームがONとなります。鳴っている途中で止めたい場合はプッシュボタンを押して初期状態にします。リューズを直接操作して1段引き出した状態にしても止まりません。

アラームがONになっていてもアラーム用ゼンマイがほどけ切っていれば設定された時刻になってもアラームは鳴りません。
しかしこの状態ですとアラームのゴングがフリーになっているので時計に振動を与えると音がするのがご愛嬌。



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