認知症に効果あり?
しばらく前から人の名前が出てこなくなり、認知症の心配をしています。そんな時に「kikippa」という商品を知りました。
[Amazon [ シオノギヘルスケア 公式 ] kikippa ガンマ波サウンドケア 記憶や集中力に関係する脳波の一種ガンマ波と同じ帯域の40Hzに変調された音が出るテレビ用スピーカー オーディオ 脳トレ 40Hz変調音 脳を鍛える ]
これはテレビにつなげるスピーカーなのですが、テレビの音をガンマ波と呼ばれる40Hzの音に変換するものです。マウスに40Hz周期の断続音を聴かせることで、ガンマ波と呼ばれる脳波が発生し、アルツハイマー型認知症の原因とみなされているアミロイドβタンパク質が減少したという米国・マサチューセッツ工科大学の研究から開発された商品です。
『〇〇波』というといかにもトンデモ系のエセ科学に思えたのですが、一応、エビデンスはあるようです。ただし、この研究は2019年に発表されたようなのですが、その後大きく発展しているわけでは無いようで、kikippa以外の商品(機器)は見つかりませんでした。ただしYoutubeで検索してみるといくつか動画が見つかりました。
kikippaは約10万円は高くかんじるかもしれませんが、もし効果があるのなら安いものです。何しろアルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」は年間約298万円かかりますから(保険適用などにより実際の費用負担は小さくなりますが)。しかし完全には信じられないので「効くかもしれない」程度の確度においては手が出ないと思いました。
そこでもう少し『ガンマ波』というものを調べてみました。研究で使用されたのは40Hzの「ビープ音」だそうで、kikippaは通常の音声を40Hzの周期で断続的に強弱をつける物のようです。オフィシャルサイトで試聴できるのですが、やはりそんな感じです。
一方、Youtubeの動画は2種類あり、1つは単純な40Hzの音です。かなりの低音なので、それなりのスピーカーでないと再生できません。また、この音はかなり不快な音に感じられます。
もう1つは「バイノーラル・ビート」と呼ばれる音。ビートとはうなりのことで、例えば400Hzの音と440Hzの音(他の組み合わせでもOK)を足し合わせると40Hzでうなるという原理です。ヘッドホンで左右別々の音を聴くと頭の中で40Hzになるということなのですが、実際に聞いてみても40Hzは感じられませんでした。40Hzの音を聴くより不快感は無いのですが、ヘッドホンが必須となります。
1日に1時間ほど聴くのが良いということなのですが、日常生活に取り入れることを考えると「何かをしながら聞く」のが良さそうです。だからこそテレビを見ながら聞けるkikippaという商品が生まれたのですね。そこで自分の場合はテレビを見ながら別に(単純な)40Hzの音を流すことを思いつきました。
40Hzというとサブウーファーが受け持つ領域ですが、サブウーファーは所有しています。再生機器はUSB入力のあるアンプが良さそうです。USB入力があってサブウーファー出力のある安いアンプを探しました。購入価格は8,500円。
[Amazon Douk Audio M1 PRO Hi-Fi 320W Bluetooth 5.0 パワーアンプ ステレオ サブウーファーアンプ USB 音楽プレーヤー 32V/5A電源アダプター付属 ]
本体は小さいですが、ACアダプターがデカいです。
フロントにUSB端子があります。
サブウーファー端子があります。
小さいので邪魔になりません。
音源(単純な40Hzの音)を入手しUSBメモリに入れてアンプに刺しておくと、アンプの電源を入れるだけで自動再生します。前述の通り単体で聞くと不快な音ですが、テレビを聞きながらだったら堪えられます。もちろん音量は絞っていますので、その音量で効果があるのか疑問に思わないこともないです。またMITの研究は「断続音」であって単純な40Hzの音ではなかったので、その意味でも効果があるのかはわかりません。
でも、たったこれだけで効果があるのなら素晴らしい!藁にもすがる思いで聞いています。
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