2017年6月20日

パンク修理キット


自動車のパンク修理が自分でできます。


車を所有するようになって30年近くになりますが、パンクしたのは今までで5回ほどだと思います。運に左右されるので単純には言えませんが、およそ5年に一回です。と言うことはタイヤのライフサイクル内で1回程度ですね。原因はほとんどが釘・ネジです。田舎だから路面に異物があることが多いのでしょうか?

子供のころは父親がパンク修理をしていたのを見ていました。チューブタイヤだったのでパッチを当てて修理していました。火を使って圧着していたのを覚えています。初めてパンクした時、チューブレスタイヤであることは知っていましたが、昔の記憶(パンクは自分で直せる!)があったのでDIYでやってみようと考えました。

最初に試したのがエーモンのパンク修理キットです。プラグが円柱状で、後で紹介するゴムを折り返して差し込むタイプより見た目がスマートです。



ところがこれはうまくいきませんでした。施工した後に空気を入れた段階では一見成功したように見えたのですが、洗剤入りの水をかけてチェックした見るとブクブク空気が漏れているのが分かりました。もう一度やり直してみました(前のプラグはタイヤの中…)が同じでした。

工具を差し込んでから工具より細いプラグを入れるので、タイヤの穴に対するプラグの太さが足りないのではないかと想像しました。元々の穴が小さい場合にしか使えないと但し書きされていますが、結局は差し込む工具の太さになってしまうのでは?

仕方がないのでガソリンスタンドでやり直してもらいました。プロはどのように作業するのだろうかと興味深く見ていましたが、やはり外側(ゴムを折り返して差し込むタイプ)から 施工する方式でした。何か特別な工具を使って施工するものだと思っていたので拍子抜けしました。より完璧にする場合はタイヤをホイールから外して内側から施工するようですが、ほとんどの場合はこの方法のようです。

これならば自分でもできる(同じ)と思いましたので工具を買いなおしました。この工具の存在自体は前の工具を買うときに知っていましたが、見た目がスマートでは無かったので止めた経緯があります。紐状のシール材を強引に差し込むので無理やり感があるのですが、しっかりと穴を塞ぐにはそのくらいの強引さが必要なのだとわかりました。



キットの価格は1,200円ほどなのですが、ガソリンスタンドなどで依頼すると2,000円ほどのようなので一回で元が取れます。ちなみにディーラー等で内側から施工してもらうと5,000円ほどのようですので、こちらの方は逆にお得な気がします。

都合4回くらいはこれで施工したと思いますが、失敗したことはありません。どれもタイヤの寿命を全うしました。


頻繁に使うものではないのでシール材(ストリップ・シーラーとも呼ぶようです)の劣化が心配されます。工具込みで500円ほどでも売っていますが、シール材がむき出しなのが心配です。写真のBAL(大橋産業)の物はビニールで覆われていますので何となく安心感があります。


BALのものは詳しい説明書も付いてきますし、穴の位置が分からなくならないように差し込む釘まで付いてきます(個人的にはさすがにやりすぎかと…)ので、初心者にはお勧めです。慣れて来たらノーブランド格安品でも問題ないでしょう。



前回の使用から4~5年経っていることも十分ありうるので、その場合はシール材を買いなおした方が良いかもしれません。BALのものでも300円で買えますので、安心を考えると安いものです。



費用も掛からず作業は簡単なので他の人の車でもまったく苦にならないのですが、タイヤは安全に直結しますので、まったくの他人の車に施工するのはちょっと気が引けます。




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