名前の通り、大きなリューズとポインターデート(日付を針で指し示す方式)が特徴です。
ORIS Big Crown Pointer Date
2007/12
自動巻き
50m防水
シースルーバック
ケース径35mm
分類としてはアビエーションウォッチ(パイロット用の時計)です。
コブラ針→夜間の視認性向上のため夜光塗料を広範囲に塗りたいが、ひび割れや脱落の危険性を回避するためステンドグラスのように桟を配置するため、このような形状になる。
大きいリューズ→グローブをしたまま操作できるようにリューズを大きくした。
コインエッジ→ミリタリーウォッチにはよく見られる形状です。装飾的目的以外に機能的な意味があるのかは知りません。回転ベゼルの必要性から来たのでしょうか?もちろんこの時計のベゼルは回りません。
色はシルバー1色とシルバー/ゴールドのコンビがありました。ちょっと華やかさがあった方が良いかと思い、コンビにしました。ただ、このゴールドの塗りがあまいです。ブレスのゴールドの部分、奥を見るとゴールドに塗られていません。正面から見える部分にしか塗られていないということです。この辺は値段なりということでしょう。
大きさはメンズ40mmとボーイズ35mm(さらに小さなレディースもありました)がありました。小さい時計の好きな私は迷わずボーイズサイズを選びました。ただ、視認性が重要なパイロットウォッチでボーイズサイズというのは矛盾している気もします。
ドーム状のプラスチック風防がアンティーク感を出しています。
買ってみてから気付いたのですが、文字盤の模様が浮き彫りになっていて非常に繊細・緻密な印象です。うれしい誤算でした。
シースルーバックは必要なかったと思います。ムーブはいわゆるETAポン(普及品のETA2824)で何の仕上げもされていませんので見るべきものはありません。ローターが赤く塗られているのがちょっと色気を出したところでしょうか。
ポインターデイトは使ったことの無い人からすると「使いにくそう」という印象があるでしょうが(私もそう思っていました)、実際に使用してみるとしっかり実用性があります。比較すれば通常のカレンダー表示よりもわかり辛いのは確かですがデザイン性の高さを鑑みれば十分「アリ」です。
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