2025年10月25日

デジタルアンプキット


 昔買った TA2020 チップを使ったアンプです。

まだデジタルアンプが主流になる前、画期的なチップが登場しました。トライパス(Tripath)社のTA2020です。"安く"て"簡単"に"高音質"なアンプが作れるということで一世を風靡しました。

カマデンという会社からキット品を5,800円で買いました。コンデンサか何かの部品がスペシャル品だった記憶があり、通常品はもっと安かったと思います。電源やケースは別途用意したと思います。


20年くらい前に買ったものですが、最近になって使おうと思ったら電源が故障していました。安定化電源を買ってきて復活。

今でもTA2020を使ったアンプが販売されているようです。チップは世代交代しているのでしょうが。

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当時、スピーカーも自作しました。ユニットはFostexの8cmフルレンジで、エンクロージャーはMDF。


リアにバスレフを設けています。端子が青色なのは謎。


今聞くと低音がまったく出ていないですし、高音もイマイチ。聞きやすい音なのでBGMには十分実用になります。


アンプの話に戻します。まず音量が出ないです。(スピーカーのインピーダンスにもよりますが)10Wほどはあるはずなのですが、明らかに足りないです。音質もイマイチで表現し辛いのですが「薄い」感じ。

そういえば最初に組み立てて音出しをしたときには「なんじゃこりゃ?配線ミス?」と思うくらい音が悪かったのが、ほんの30分ほど鳴らし続けたら劇的に良くなりました。いわゆるエージングですね。当時は「エージング?プラシーボでしょ?」とあまり信じていなかったこともあり、まさかデジタルアンプでエージングが有効だとは思わなかったので驚きました。今回も電源を入れたのが数年ぶりということなのでエージングが効くのかも?



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