カングーのフォグランプの曇り取りを行ったときにのフォグランプ・バルブの種類について気になったので調べてみました。
カングーのフォグランプ、バルブはH16だと思っていたらH11が付いていたということなのですが、H16とH11は互換性があるようも聞きます。似たようなバルブ規格「H8・H9・H11・H16」ですが、互換性があるのか無いのかよくわからなかったので調査します。
まず大きく違うのは定格電力です。
H8:35W
H9:65W
H11:55W
H16:19W
H16は極端に低いです。トヨタ主導で作られた規格のようで、この定格ではハロゲンの場合「照明」というより「飾り」の域を出ないのであまり使われなくなってきているようです。
形状は以下の画像が参考になります。
口金についてはどれも3つのツメがあるのですが、形状や大きさがそれぞれ微妙に異なっていますので厳密に言えば互換性はありません。ただし市販バルブはバルブ側の工夫で互換性を持たせてあるのが大半のようです。また、互換性がなくても爪の一部を削ったりすれば取り付けられることが多いということです。
バルブ形状(ガラス部分)も微妙に違いますが極端に違うわけではないので、現実的(バルブ交換時)には問題となることはなさそうです。
H11とH16は形状的には特に互換性が高いようなのですが、前述のように定格電力が大きく違うので注意が必要です。H16の代わりにH11を装着すると、配線・コネクタ・ヒューズ・プラスチックレンズなどの破損等が考えられますし、H11の代わりにH16を装着すると球切れのワーニングが点く可能性があります。 聞きかじった知識で滅多なことは言えないのですが、もし後からH16が出てきたとしたらH11と間違って使用できるような規格にしたのは問題だと思います。
カングーの場合、フォグランプにH16が付いていたという報告がありますが、規格についてある程度わかってくると信じられない思いになってきます。19Wのランプにフォグランプとしての意味があるのか?ということです。オプションのLEDフォグランプであれば十分考えられるのですが、みんカラを見ているとどうもそうではなく通常のハロゲンランプのようですし。
と言いつつも私のカングー(H11バルブ)の定格を確認していませんでした。実は19W以内に収まっていたとしたらちょっと恥ずかしいです。機会があったら確かめてみたいと思います。
********後日談」***********
私のカングーに装着されていたH11バルブの定格は55Wでした。これはこれで考えさせられることがあります。55Wといえばヘッドライトと同等です。私はバッテリーの負荷には神経質なほど気を使っています。ほとんど使用しないフォグランプとはいえ、使用したいときには悪天候であることがほとんどです。ヘッドライト・ポジション・リア・フォグ・リアフォグの灯火類に加えてワイパー・エアコンもONになっているでしょう。これまでまったく考えていませんでしたがLED化したいという気持ちが…でもLEDではフォグランプの役割は果たせないか。
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