2020年9月3日

ドラム式腕時計


数字の描かれたドラムがクルクル回ってデジタル式に時刻を表示する時計です。

昔アカデミー系の時計師がこんなのを作っていたような記憶があるのですが、最近は安いものが出てきました。おもしろそうなので一つ欲しいと思っていました。



安いといっても4000円ほどします。見た目はそれ以上に安っぽいのでのでシャレで買うには高い印象。それにもう一つ気に入らない点が。それは文字盤(?)がラウンド型ということ。丸である必要が全くないのだから思い切って変な形にすれば良いのに。

この時計の元祖は「Future Funk」のようです。スチームパンクっぽいデザインが秀逸です。…でも価格が高い!まあ、その分、品質も高そうですが。ムーヴはノーブランド品と同じと言われています。



この種の時計は「ドラムウォッチ(Drum Watch)」あるいは「ローラーウォッチ(Roller Watch)」と呼ばれますので、これをキーワードにAliexpressで探したら結構安い。約2000円でしたので、これならシャレで買っても良いかな?と思い買ってみました。

やはりデザインで気に入らないのが文字盤周囲のインデックス。 何の意味もない!


というわけでさっそく文字盤を外してみました。…ただみすぼらしくなっただけでした。文字盤を自作してみようかしら。


何とボタン電池が2つ!ドラムを動かすのにパワーが必要なのでしょう。ただしLR44なので入手に何の心配もいらないです。


機種によってはプッシュボタンがダミーのものもありますが、これは全て機能します。


(当然)厚みはそこそこあります。一昔前の中華ノーブランド時計は革ベルトがペラペラでいかにも安物って感じでしたが、最近のものはちゃんとしたものが付いています。今回のも厚みはあるししなやかだし悪くありません。


ドラムは一定速度で回るのではなく、デジタル的に動きます。例えば「8時30分」の「時」は8と9の中間ではなく8になっています。ドラムが動くときは「ジィィー」という音がします。すごく静かな場所だと気になるでしょう。

おもしろい機能としてドラムの動きを止める事が出来ます。動かしっぱなしだとすぐに電池切れになってしまうため、このような機能があるということです。もちろん内部的には時刻を刻んでいて、再開した時にはちゃんとその時の時刻に復帰します。

購入時から数字がズレていたので微調整しました。商品に取扱説明書が付属していなかった(正確には普通の3針時計の取説が付属していた)のですが、事前にムーヴはFutureFunkと同じという情報を入手していたので、オフィシャルサイトからダウンロードしました。




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