R&M(ライズアンドミューラー)の初代BD-1です。
購入したのは2008年。既に2代目BD-1が発表されていたのですが、モノコックフレームが好みでなかったことと、何より値段が上がってしまったため、自転車店の店頭にあった型落ち品を購入しました。記録を見ると購入価格は89,000円。写真を見てわかる通り「PEUGEOT(プジョー)」名義です。当時車はシトロエンに乗っていたので、同じフランス車で面白かろうと思いました。BD-1はドイツ車っぽくシルバー色のイメージだったので、それとは違って明るい黄色が気に入りました。他にビアンキ名義のものもあった気がします。
後輪のフレーム(シートステー?)には「Pacific」と書かれています。通常のBD-1は他の文字が書かれていたはずです。これは販売を担当するパシフィック・サイクルズが企画した商品だからでしょう。
これを買った当時、既に折り畳み自転車は持っていましたが、乗ってみて驚きました。普通のマウンテンバイクのように走れるのです。ポジションはちょっと窮屈なのですが前傾姿勢をとれますし、高い剛性感・良く効くブレーキ・適度な硬さのサスペンションなどがあいまってかなりのスピードが出せます。とはいえしょせんは小径車(18インチ)、調子に乗っていると段差でコケます。
フレームはアルミなので意外と軽いです。今回実測したら12.8kgでしたが、これはロックやらフロントバッグ(中にはパンク修理キットやワイヤーロック等)やら付属しているためで、カタログ値は10キロ台のはずです。
フロントサスペンションとVブレーキです。ブレーキの先に付いているのはブースター型のロックです。
このロック、ブースターの役割も果たしながら使いやすいのでお勧めしたいのですが、現在は売っていないようです。軽くて小さい自転車なので地球ロックも併用する必要はもちろんあります。
後輪もやはりリアサスペンション(エラストマー)とVブレーキ。
外装8速の変速機、シマノのALIVIOです。
十数年ぶりに畳もうとしたのですが、できませんでした。ダホンみたいに直感的に畳み方がわかるというわけにはいかないです。サドルの高さによってロックがかかったり、いろいろ考えられているのはわかります。ドイツ車らしい凝った構造です。
18インチタイヤなのであまり小さくはなりませんが、他の折り畳み自転車より横幅が狭かったことを記憶しています。
BD-1はフレームがモノコックに変わった以外は1996年から今まで構造がほとんど変わっていません。それほど革新的であったし最初から完成度が高かったということでしょう。でも今の定価30万円!?さすがに高すぎでは?
私はコレを折り畳み自転車としてではなくMTB代わりとして使用しています。そのため畳み方を忘れてしまったということ。「折り畳み」している自転車は別にあるので、それは次回の記事に。
なぜ急に昔の自転車を紹介したのかというと「おりたたぶ」というマンガがあることを最近知った(読んだ)から。
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