2024年10月25日

Klipsch ブックシェルフスピーカー R-50M


 センタースピーカーとしてブックシェルフスピーカーを2本並べることにしました。



今年に入ってからAVアンプ(Marantz Cinema 70)を購入し、サラウンドを楽しんでいます。フロントスピーカーはポークオーディオ ES15 を使い、サラウンドスピーカーはエッジ交換した JBL Control 1 シリーズを使っています。センタースピーカーもControl1で代用していたのですが音質に不満がありセンタースピーカーが欲しくなりました。

・センタースピーカーは必要なのか?

何が良いのかネットで調べてみると「センタースピーカーはいらない」という声が多いです。多いというか9割方それです。音質を重視する人は2.1chあるいは4.1chを推す声が多いです。昔は0.1(サブウーファー)さえ「必要無し」と言われていましたが、今ではサブウーファーの有効性は認められているのが面白いです。しかし実際にセンタースピーカー無しで使ってみる(映画や音楽映像を見ることが多いです)と、個人的にはセンタースピーカーが無いと物足りません。ここはやはり「有り」で行きたいと思います。

・センタースピーカーはフロントスピーカーと同格以上を選べ
ネットの意見は「(センタースピーカーはいらないけど、どうしても欲しいのなら)センタースピーカーはフロントスピーカーと同格以上を選べ」というものでした。これにはまったく同意します。実際に映画や音楽映像を見ると、ほとんどの音はセンタースピーカーから聞こえてきます。セリフやボーカルが中心なので当然と言えば当然です。普通はまずフロントスピーカーを買ってから他chスピーカーを買い足す形になるので、資金的に後回しになりがちです。ステレオメインならそれで良いでしょうが、サラウンドメインならセンタースピーカーを最も重視すべきだと私は思います。

・センタースピーカーのスペース
センタースピーカーで問題となるのは、その大きさです。中央、テレビの下に起きたいところですが、最近のテレビは大画面でベゼルは狭いのでスピーカーを置くスペース確保が難しいです。特に高さ方向に制限があり、薄型のサウンドバーが精いっぱいとなりがちです。私のテレビはかなり古い時代のもので下側にスピーカーが付いているため、テレビ台から画面の下端まで余裕がある方なのですが、それでも18cmほどしかありません。となるとテレビ台の中ということになりますが、レコーダーがあるので難しいです。テレビ台の中にレコーダー、テレビ台の上にセンタースピーカー、テレビは壁掛け、というのが理想でしょう。

フロントスピーカーが polk ES15 なので同メーカー同シリーズの ES30が第一候補です。高さは19.1cmと何とかなりそうではありますが、奥行き27.1cmというのが厳しいです。

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ではES35となると高さ1.5cm・奥行き15.6cmは問題無いのですが、音質的にはES30に劣ります。しかも価格はES30より高い。

[Amazon ポークオーディオ POLK AUDIO SIGNATURE ELITE ES35 スリムセンタースピーカー(LCR)ブラック ES35BLK ]

他メーカーのセンタースピーカーもいろいろ見たのですが、いまいちピンとくるものが見当たりません。そこで考えたのが普通の小型スピーカーを利用すること。小さいスピーカーだったら2本並べることも可能ですし、環境が変わったら普通にステレオスピーカーとして流用できます。(つまり「つぶしが効く」ということ)

そして最終的に購入したのがクリプシュのR-50Mです。

[Amazon Klipsch Reference R-50M ブックシェルフスピーカー]

クリプシュにした最大の理由がインピーダンス8Ωということ。2本でセンタースピーカーの代わりをするとなると、出力端子は1つなので接続方法は直列か並列しかありません。直列にするとインピーダンスは2倍、並列だと1/2になりますので、並列で4Ωとなり、その他のスピーカー(3~4Ω)と揃います。最近の製品としては高めの8Ωというインピーダンスが功を奏します。

クリプシュにはこの下にR-40Mという機種があります。R-50Mだとちょっと大きすぎると思ったのですが、R-40Mにしても「R-50Mよりちょっと小さい」程度で価格も数千円の違いですし、音質的に「低音の違いは大きい」と聞きましたのでR-50Mにしました。

価格的にはフロントに使っている Polk ES15 より高くなりました。ツイーターがホーン状なのがクリプシュの特徴です。


最近は小さいスピーカーでも奥行が長いものが多いですが、上から見ても正方形に近いです。(実際は W17.8 D22.9 H35.4cm)


底面にはほぼ全面にコルクが貼ってあり、型名などの記載もあります。ツイーターを内側に向けるとこちらの面が外側に見えてしまうのが難点。


リアはシンプル。壁掛け用のネジ穴がありますが、1本5kgを支えられるのか疑問。


奥行きはES15の方が長いですが、プラスチック部分(パワーポート)を除けば同じくらい。


高さはES15よりかなりあります。縦長の変わった縦横比です。


試したところツイーターを外側に向けるより内側に向けは方が好印象だったのでそうします。ただし前述したように底面が外になって見た目が…


ウーファーの色が特徴的ですが、テレビ視聴時に目障りなのでサランネットを装着します。ボリューム感はかなりのものですが黒一色で気になりません。







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