前回の記事でウィンカーのLED化に挑戦し撃沈したわけですが、この時の購入で同時にサイドエインカーバルブも購入していたのでした。調子に乗りすぎたと今では反省しています。
またまたLEDネタです。こんな余分なことばかり考えられるのも我が家のカングーが何の故障もなく稼働しているおかげでです。もちろん嬉しいことな
のですが、ちょっとだけ物足りない気がしないでもないのがフランス車乗りとして病状が進んでるような気がしてちょっと怖い今日この頃です。
サイドウィンカーは「サイドマーカー」とも言われているようですが個人的には違和感があります。サイドマーカーはアメリカの法規でボディサイドに付けられるポジションランプ的なものなので常時点灯です。ここでは「サイドウィンカー」と呼ぶことにします。
カングーは日本の法規に合わせてサイドアンダーミラー(通称キノコ)が追加されていますのでサイドウィンカーも日本独自仕様かと思ったのですが、本国の写真を見ても付いていることが確認できます。
サイドウィンカーの(日本の)保安基準としては以下のように決められています。
・光源のW数は3W以上
・色は橙色
・昼間に30m離れたところから見えること
・自動車の後端を含み、車両中心面に直交する鉛直面上で自動車の最外側から外側方1mの距離に相当する点における地上1mから2.5mまでのすべての位置から指示部を見通す事ができるように取り付けること
この他にも取り付け位置や面積などの規定がありますが元のレンズを使用する場合は関係無いので省いています。拡散性に劣るLEDとしては特に問題となりそうなのが最後の項目です。これは簡単に言うと「車両後端から横に1m離れた位置から視認」されなければならないということです。
明るさは今時のLEDならば問題無いでしょう。カングーの場合クリアレンズなのでバルブの色は橙色(アンバー)でなければなりません。バルブは一般的なT10ですので選択肢は豊富にありますが車両から垂直に取り付けられますので灯体の長さが長いと収まらない可能性がありますので注意が必要です。
カングーの場合、T10はハイマウントストップ・ライセンス・ルームランプ等にも使用されています。今までノーブランドのT10を使用してきたのですが接触不良に悩まされてきました。ウィンカーのバルブ切れ(接触不良による不点灯も含む)は事故に直結しますので、今回は奮発してノーブランドではなくメジャーブランド品を2300円で購入しました。「カーメイト BW128」です。
レンズのダイヤカットが拡散のキモのようです。非常に小さいのでほとんどの車に装着できるでしょう。
レンズは内装外しでコジると外れます。写真ではドライバーに傷防止用のテープを巻いて使用しています。
固定用のツメが見えると思います。案の定、これが(両方とも)割れました。この構造を見ると本来の外し方はフェンダー内部からツメを押すしか無いような気がするのですが…
バルブソケットは左に捩じると外れます。(ユニットに向きが表記されています。)
こちらが純正の白熱灯。
純正白熱灯、点灯時。
LED点灯時。白熱灯より若干暗いです。写真は撮影設定を固定し忘れたのでかなり暗く見えますが、実際にはここまで暗くは無いです。
レンズをはめた状態で光り方をチェックすると、光量は若干ですがLEDが劣ります。しかし「比較すればわかる」程度で問題ないと思います。拡散具合は特に違いがあるとは思いませんでした。
法規にならって見え方をチェックします。下の写真は前後方向は車両後端、横方向は車体から30cmほど離れた位置からシャッターを切りました。ぎりぎりウィンカーが見える位置です。小さくて見辛いですが、拡大するとちゃんと光っているのが確認できると思います。よさそうです。
レンズをはめた後、外側からの見た目です。こちらが純正球。クリアレンズなので電球のオレンジ色が透けて見えます。
こちらがLED。電球が白いのでスッキリして見えます。だれも気が付かないでしょうが。
サイドウィンカーの消費電力は(白熱灯で)5WとわずかですのでLED化してもハイフラにはなりません。と言うか、そもそも切れてもハイフラになりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿