ハイフラ防止に抵抗追加して改めてウィンカーのLED化を行います。
先日ウィンカーのLED化をしようとしてハイフラで撃沈したわけなのですが、高価なLED球をこのまま死蔵させるのも悔しいので、ハイフラ防止抵抗を付けて復活させようと思います。
この記事とかこの記事とかに書きましたが、私のLED化の目的は消費電力削減なので抵抗の追加によるハイフラ防止は本意ではありません。前回は前後どちらかのLED化であればハイフラにならないというネット情報を信じて行動に移したわけでして、ハイフラになるということが事前にわかっていたらLED化することはありませんでした。
ウィンカーリレーの交換によるハイフラ防止はとても魅力的に思えます。前回の失敗で本格的に調べてみたのですがカングーのリレーは4ピンの特殊なもののようで、ICリレーを見つけることができませんでした。一つだけ中国サイトで見つけましたがとても手が出せそうなものではありませんでした。また、今後も出てくる可能性は低そうな印象を受けました。
カングーだけでなくルノー全般に4ピンのリレーが使われているようなのですが、互換リレーが無くとも端子の意味が分かれば平型端子で取り出してDIYできるかもしれません。そう考えて私のカングーのリレーを見たのですが端子には数字(30,85,86,87)しか表記されていませんでしたので配線図が無いと意味がわかりません。ネット検索して出てきた画像には(C,+,-,R)とありましたが私のとはピン配置が違いました。私がウィンカーリレーと思っているものは違うリレーなのかもしれないと思えてきましたし、ともかく互換リレーが無い状況では私の知識では手が出せそうもありません。
ハイフラ防止には「抵抗取り付け」「ICリレー」以外にもう一つ「レギュレーター追加」という手もあります。しかし、なぜかPIAAからしか出ていないのと価格が6000円ほどしますし、熱に弱く不具合が出るというレビューも散見されますので今回はパスします。レギュレーターに関しては個人的に「ただの可変抵抗では?」という疑念が拭えません。可変抵抗だとすれば省電力にはならないはずです。
仕方がないので不本意ながら抵抗追加て対処することにします。まずは抵抗値の計算です。
白熱灯の消費電力ですが片側で考えると、フロント:21W、サイド:5W、合わせて26Wとなります。
両者をLED化した時の消費電力ですが、LEDに記載されていませんので推測するしかないのですが、大ざっぱに言って1/10と一般的に言われていますので2.6Wとなります。白熱灯26WとLED2.6Wとの差23.4Wを抵抗で消費するわけなので23.4W÷12V=1.95A、12V÷1.95A=6.15Ωとなります。自動車の電圧変動は大きくW数には余裕を持たせたいところですので、ハイフラ防止として売られている抵抗が6Ω50Wのものが多いというのも頷けます。
今回はリアをLED化するつもりはありませんが、全てLED化すると同様の計算で抵抗値は3.40Ωとなりますので、ハイフラ防止として売られている抵抗は3Ω50Wがあります。ただしこの場合、50Wでは心もとない感じがしますので6Ω50Wを2個並列にした方が良いでしょう。
このような許容消費電力が大きい抵抗というとセメント抵抗が思い浮かびます。しかしセメント抵抗を振動する自動車に固定するのは少々厄介です。発熱が200~300度にもなる(常時点灯でもないのでそこまでいかないのではと個人的には予想するのですがどうでしょうか)そうですので固定と放熱には気を使いたいところです。
これがセメント抵抗です。安いのですが固定するのが難しいです。
そこで出てくるのがメタルクラッド抵抗。金属の外装なので放熱性に優れています。また取り付け用の穴が空いているので固定が簡単です。難点は高価なこと。 「ハイフラ防止用」として売られているものは1000円ほどします。
結局、電子部品販売店で6オーム50Wのメタルクラッド抵抗、1個300円のものを2個買いました。
取り付けは次回。
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