2019年11月17日

セルジオッチ社 スターポケット


その場所・その時間に見られる星座を確認する星座早見盤というものがありますが、それのスコープ型です。

イタリアのおもちゃ卸会社「セルジオッチ社」(Selegiochi)に「Star Theatre Collection」というシリーズがあります。「スターライト」は星座表を壁などに映し出すもので「スターポケット」は覗き見るタイプです。このほかにも「スターシアター」というセガのホームスターと同じような商品(というか写真を見ると同じなのでOEM?)もあります。今回紹介するのは「スターポケット」。



 こちら側から覗きます。接眼レンズの倍率はあまり高くなく、視野は広くありません。


反対側はコンパスになっています。


 日付と時刻を合わせるとその時の星座が表示される仕組み。この辺りは星座早見盤と同じです。


 明るい所で使う場合は筒の半透明の部分から入ってくる光で判別可能です。暗い場所ではボタンを押して赤色ライトを点灯させます。


北半球用と南半球用の星座表が用意されていて、片方を使うようになっています。


経度ディスクは4枚あり20度~70度に対応できます。これは単に窓の位置が違っているだけの物。このうちのどれか一枚を使います。
使わない星座表・経度ディスクは本体に収納されるようになっています。無くす心配が無いのが良いですね。


星座はこのように見えます。この写真は接眼レンズごしにカメラを接写して撮りました。
星座名は日本語です。


説明書に不親切な部分があり、時刻リングの正しい向きがわかりません。上の写真と下の写真で向きが違います。


日本語説明書が添付されていました。






使ってみた感じは微妙です。とにかく視野が狭いです。

またこれは私がメガネのせいでもあると思うのですが、星座表の端の部分が歪んでいてよく見えません。視度調節ができれば良かったのですが。

ホルダーにセットされる星座表の端が湾曲しているせいかもしれないですが、それが間違っているのか正しいのかわかりません。なぜかというと全体の作りが雑でバリも多く、説明書も不親切なので正解がわからないのです。

ネットのレビューを見ても作りの悪さを指摘する声が多いです。昔ながらの「イタリア製」を地で行く商品のようです。

というわけで実用性はイマイチだと思います。後で紹介しますが、同様の商品に「ステラルスコープ」というものがあります。スターポケットはステラルスコープよりコンパクトでライトを含む付属品が全て本体に収納可能という利点がありますが、使い勝手はステラルスコープの方が上と感じました。ただし現時点で入手の容易さはスターポケットが上です。



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