COSCクロノメーター認定品としては安価な部類です
ティソはボルトン、バナナウォッチ、ル・ロックルなど昔から気になっていました。比較的手の届きやすい価格帯ではありましたが購入することはありませんでした。「どうしても欲しい」と思わせる決め手がなかった感じです。最近だとPRXがヒットしていますが、ヘリテージ1938を見た時にそのクラシカルなデザインにやられました。認定クロノメーターでありながら10万円そこそこはバーゲンセールと言えそうです。
実を言うと個人的にはクロノメーターにはそれほど魅力を感じていません。技術的に優れていることは根底にあるのでしょうが、結局は『調整』の妙であり、オーバーホールしてしまえば無効になるからです。とはいえ昔、手が出なかった高級時計に対する『ロマン』のようなものは感じます。
文字盤色は白・黒・ピンクがあり、どれも非常に魅力的で、悩んだ結果ピンクを選びました。購入価格は10万円弱。ちなみに他にスモールセコンドもあるのですが、そちらは好みではありませんでした。
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ピンクと言いましたが、カッパーと言うか肌色(最近は言わないけれど)と言うか、薄い色です。なかなか微妙な色で写真にするのが難しい色です。
TISSOTはスウォッチグループですのでパワーリザーブ38時間のETAムーブです。最近のティソはパワーマティック80というパワーリザーブが80時間もあるムーブが主流で、精度的にもクロノメーター級を簡単に出すことのできる高性能なものです。あえてこのムーブなのはクラシックな見た目に合わせてのチョイスでしょうか?
リューズは小さいのに回しやすい優れものです。外径は39mmです。もう一回り小さいのが好み。
尾錠はカーブを描いていてエレガントです。ベルトは薄くて安っぽいですが、グレーの色味は良いと思います。白色は定価で5000円高いですがミラネーゼブレスが付属しているらしい。5000円で純正ブレスが手に入るのなら、そちらの方が良いな~。なぜ白だけなのだろう?
普通だったら針を青にするところでしょうが、黒色です。どちらでも似合うと思いますが、黒の方がストイックなイメージです。
定石通りミニッツマーカーはレイルウェイトラックです。一見、黒に見えて青色なのがおもしろいところ。文字盤は梨地なのですがミニッツマーカー部分は同心円模様になっていて芸が細かいです。
アラビア数字インデックス、ノンデイト、センターセコンドということで ハミルトン カーキフィールド マーフ と並べてみました。ハミルトンがミリタリー調なのに対してティソは上品な感じで意外と印象が違います。左は文字盤色が同じピンクということで ロレックス エアキング です。 ロレックスが色が濃くサンバースト仕上げとあって、こちらも違って見えます。
使い始めてからの日差は+6秒ほどでした。クロノメーターの基準が日差-4秒~+6秒以内ということですのでギリギリですね。今だと中華時計でも日差5秒以内だったりしますので実用的なメリットは無い感じです。
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