ポータブル型からのステップアップ
1年ほど前にポータブルヘッドホンアンプ(いわゆる「ポタアン」)Fiio K3ES を購入しました。
だんだん欲が出てきて、さらなる高音質をしたくなり据え置き型が欲しくなりました。。ノートPCと接続するのですが移動はしないので使い勝手向上も目的です。ヘッドホンとスピーカーの切り替えがポタアンだと面倒だというのも理由の一つです。
いろいろ調べてみました。オーディオの世界は青天井なのですが、個人的最高峰は「Fiio K9 pro ESS」だと確信しました。価格は14万円ほどです。
14万円は絶対に無理では無いものの「劣化しつつある自分の聴力に見合っているか?」と考えると踏ん切りがつきません。かといって一つ下の K9(8万円)だと買った後もずっとK9 proが気になって公開しそうです。
さらに下の K7 あるいは K7BT だと3~4万円なのでさすがにK9proと比べることは無いと思いますが個人的に我慢できないのがACアダプタ電源だということ。ACアダプタの音質的メリットは分かっているつもりですが、使い勝手からACケーブル直付けが好みなのです。K7BTがACケーブル直付けだったらこれにしていました。
Fiioの中でずっと迷っていたのですが、ある時から「DACチップを変えてみようか?」と思い始めました。上記のFiioのDACチップは全てESS社ですので音の傾向は似ています。一方、有名どころとしてAKM社(旭化成エレクトロニクス)のDACチップがあります。数年前の工場火災によって消えたのですが少しずつ増えてきました。DACチップメーカーを変えれば音の変化も大きいはず。
というわけでAKMチップ搭載商品を物色したところ目に留まったのが「Sabaj A20d 2023」。Sabajは中華メーカーで「サーバイ」と読むようです。 Sabaj とよく比較されるのが同じ中華製の S.M.S.L ですが、名が売れるにつれ価格が上昇した S.M.S.L に比べて比較的リーズナブルです。
Sabaj は中華製ですが円安の影響かAliexpressよりAmazonの方が安く、プライムセールで10%引きになったので買いました。
A20d 2022 はESS社の「ES9038PRO」を採用していたのですが、新たにAKM社の「AK4499EX」+「AK4191」(デジアナ分離の2チップ構成が特徴)を搭載を搭載し A20d 2023 として発売したばかりです。
写真で見ると安っぽかったのでケースはプラスチックかと思っていたのですが金属(アルミ?)でした。
サイドは黒い金属。空気穴はありません。
操作はクリック感のあるダイヤル1つだけなのでリモコンが必須です。個人的には物理ボタンが欲しかったです。
サブウーファー出力端子が無いことが一番残念です。4.4mmヘッドホン端子は2022はバランスではないことが確定していましたが、2023はバランス化されたとか言われています。真偽は分かりません。
音質について語れる知識・経験も聴覚もないのですが、良い音だと思います。少なくとも Fiio K3ES との違いはわかります。
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