2021年9月20日

トタン屋根の塗装


 錆が出てきたトタン屋根をDIY塗装しました。

2階から見た車庫の屋根です。向かって左側(方角でいうと西にあたります)が特に錆がひどい。本当はここまでひどくなる前に再塗装したかったのだけれど伸ばし伸ばしになっていました。


初めてやるのでどんな塗料があるのか調べてみます。水性と油性があるのは皆さんもご存じかと思います。素人には水性の方が扱いやすいのですが、「サビの上からそのまま塗れる」のは油性しか無いようでした。

アサヒペンが良さそうだったのでこの中から選ぶとします。トタン用でサビの上から塗れるのは「油性高耐久アクリルトタン用α」と「油性超耐久シリコンアクリルトタン用」の2種です。



一般的にアクリルよりもシリコンの方が長持ちするようです。アサヒペンでも「高耐久」と「超耐久」となっていて具体的な耐用年数は明記されていないもののシリコンアクリルの方が耐久性は高いようです。価格差は6kgで1,000円ほどなので少しでも長持ちさせたい自分はシリコンアクリルを選択。

ところがホームセンターを数件回ってもあるのはアクリルのみ。仕方がないので通販で買いました。屋根の面積が概算で50平方メートルなので「42~65㎡ 」と明記されている6kgを購入。色はもともとの色に近いのと明るい色が好みだったので「スカイブルー」、価格は9,000円ほど。ちなみに色によって価格が違い、「赤さび」などはもっと安いです。


そのほかにも「ラッカーうすめ液」「ローラーバケット」「ローラーハンドル」「波トタン用ローラー」「ハケ」「ワイヤーブラシ」などを用意。




まずはトタンの釘が飛び出ているのでトンカチで打ち直します。経年劣化で釘の頭が飛び出てくるとは聞いていましたが「これほどとは!」とビックリするくらい出ていました。(隣は全く出ていないのにも注目)


次にワイヤーブラシで可能な限りサビ取りしてから高圧洗浄機で洗おうと思っていました。ところが取り掛かってみると非常に大変な作業ですし、その割には錆は落ちないしで止めてしまいました。結局そのままペンキを塗るだけの作業になりましたので作業中の写真はありません。

「波トタン用ローラー」は波型のスポンジなのですが、もともと水性専用というのを承知で買いました。油性塗料を使っても1回くらいはもつだろうと思っていたのですが、1/4くらい塗ったところでボロボロになって使い物にならなくなりました。その後は全てハケで塗ったのですが、ローラーはトタンの波の谷に微妙に塗料が付かず使い心地もイマイチだったので最初からハケでやればよかったです。ただのスポンジのくせに意外と価格が高いですし。

というわけで作業後の風景。非常に奇麗ですが、問題は奇麗かどうかではないですね、これで寿命がどのくらい伸びたか、です。こればっかりは時間がたたないとわかりません。


塗料はちょうどピッタリ使い切りました。途中で切れるかドキドキしました。時間がたつと溶剤が揮発して「塗料の粘度が上がる→塗れる面積が狭くなる」のでうすめ液が重宝しましたが、十分な量の塗料があるのでしたらうすめ液は必要ないと思います。

屋根の傾斜が緩やかだったのでDIYできましたが、傾斜がきつかったら無理でした。

2023/11/19追記 その後です。

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