リアブレーキをかけると「キー!」という大きい音がします。周囲に恥ずかしいので何とかしたい。
これが問題のブレーキ。フロントに使われるリムブレーキではなく、ママチャリ・シティサイクルに良く使われるハブブレーキです。個人的にマウンテンバイクの整備はよくしますがママチャリは苦手で構造もよくわかっていません。調べてみるとハブブレーキには「バンドブレーキ」と「ローラーブレーキ」があるらしい。バンドブレーキはドラムの外側からシューを押し付ける方式、ローラーブレーキはドラムの内側からシューを押し付ける方式のようです。
ブレーキの効きはどちらも十分ですが、バンドブレーキは安い自転車によく採用されていて異音が出やすいとのこと。問題の自転車もバンドブレーキでした。
我が家の3人乗り自転車はローラーブレーキでした。
バンドブレーキは内側から見るとドラムに沿ってほぼ一周するバンド(シュー)が見えますので一目瞭然。
ローラーブレーキは密閉されていて構造は見えません。
バンドブレーキから異音がする場合、本体の交換しか手は無いようです。ただし研磨剤を塗ることで一時的に音が収まるらしいのでやってみました。バンドの切れ目でドラムが露出していますので、そこから研磨剤が塗れそうです。
研磨剤は歯磨き粉が使えるようですが手近にピカールがあったので使ってみました。
ピカールを綿棒に付けてドラムに塗ります。少量で良いとのこと。
試乗してみると見事に異音が消えました!心配していた効き具合も全く問題ありません。こんな簡単に治るとは!バンドブレーキはシューのみの交換はできず、本体丸ごと交換のようです。値段は1,500円ほど。
ですのでバンドブレーキの交換時には「サーボブレーキ」に交換することが多いらしいです。何やらまた新しい用語が出てきましたが、ローラーブレーキと同じようにドラムの内側からシューを押し付ける方式で、なおかつバンドブレーキと互換性のある商品のようです。こちらも価格は1,500円ほど。構造を見ると自動車のドラムブレーキに近いですね。
ちなみにローラーブレーキのメンテナンスとして「ローラーブレーキグリス」を補充するそうで、今回初めて知りました。ブレーキ外側に注入口(穴)があります。
今回はいろいろと勉強になりました。
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