2017年10月14日

汎用ウィンカーリレーはカングーに使えるか?


ウィンカーバルブをLEDに替えたため、ハイフラ防止抵抗を取り付けています。最終的には抵抗ではなくハイフラ防止用リレーを使いたいのですが、今のところ見つかっていません。しかし、ちょっとわかったことがありましたので報告します。


LED化の目的の一つが低消費電力なのですが、抵抗で電力消費してしまっては意味がありません。本来ならばIC駆動のリレーを採用すべきです。

こちらがカングーに付いている純正のウィンカーリレー。4ピンなのですが、それぞれのピンが何を示しているのか表記がありません。ピンにはそれぞれ「30,85,86,87」の番号が振ってあるのですが、ルノーが勝手につけた番号で素人が調べるのは不可能だと思っていました。それぞれのピンの役割が分かれば汎用的な部品でリレー回路を自作することも出来そうなのに…と思っていたのでした。



ところが最近になって「30,85,86,87」の番号が4極リレーで共通のものだということを知りました。

『85と86が信号の入力、30と87が(85と86が通電したときに)制御されるスイッチ』

ということです。4極の場合はスイッチが入っていないときには30は解放状態ですが、5極の場合、87Aという端子が加わって、スイッチが入っていないときには30は87Aに接続されます。

ネットで調べると4極リレーは少ないながらも売られています。写真を見るとピン配置はカングーのものと同じです。カングー(ルノー)専用と謳っていなくても汎用的なリレーが使える可能性が出てきました。汎用的な4極リレーであっても「ハイフラ防止用」を見つけることができなかったので、通常のリレーを試しに購入してみました。1個200円程度と安かったです。


右が純正、左が汎用です。ピン配置は同じに見えます。


大きさは汎用が一回り大きいです。黒い方が純正、茶色っぽい透明が汎用です。



最大の違いがピンの長さ。純正の30,87の2本だけ突出して長いです。


車両に付けてみました。入ることは入ったのですが、微妙にフィットしません。ウィンカーを操作しても反応しません。


フィットしない原因は車両側のリレーを取り囲む突起です。汎用リレーが大きいため、ここに引っかかるのです。


ちなみに純正だとこう。


リレーの角を削ってみたらしっかりハマるようになりました。


ウィンカーも正常に動作しました。


とりあえず動作確認は取れたのですが、接触しているのはほんの1~2mmでしょうから、このまま運用するのは怖すぎます。あくまでも実験ということです。

しかしながら汎用的なリレーが使えるめどが立ちました。4ピンのリレーは種類が少ないのですが「トラック用」とされているものが多いです。そのうちIC駆動のハイフラ防止用リレーも出てくることを期待しています。


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