温湿度計ですが「絶対湿度」が測れるのが特徴。
湿度の測れる測定器は数々ありますが、ほとんどが「相対湿度」を表示するものです。空気中の水蒸気量(絶対湿度)が同じでも、温度が高ければ相対湿度は下がり、温度が低ければ相対湿度は上がります。よく「インフルエンザの予防には湿度を上げると良い」と言われますが、この場合の「湿度」は「絶対湿度」のことです。10g/m2以下からインフルエンザの流行の可能性があり、7g/m2以下だと危険性が高まると言われています。新型コロナの場合は良く分かっていませんが、インフルエンザに準ずるとの意見が多いです。
我が家にも湿度計はいくつかありますが絶対湿度の測れる湿度計はありません。手ごろな価格であるのなら欲しいと思い探してみました。
ふと思い出したのが小学校の教室にあった「乾湿計」。温度計が2本並んでいて一方が水(を含ませた綿)に漬かっているやつです。いつもカラカラに乾いていましたけど。これは結構正確でして、基本的には相対湿度が分かるのですが計算すれば絶対湿度もわかるそうです。でも一目で絶対湿度が分かるわけでは無く、そこまでするつもりはない。
絶対湿度をデジタル表示する機器があります。高いものが多いですが「A&D みはりん坊ダブル AD-5687」が2000円ちょっとと比較的安価です。評判も良いので買ってみました。
通販で買ったのですが、その小ささにちょっとびっくり。通勤ラジオの大きさに近いです。
電池はコイン電池(CR2032)でした。単3か単4の方が良かったです。ストラップが付属していることからも携帯するために小さくしているのだろうけど、そんなに携帯したいか?外出時の環境がわかったところで自分にはどうしようもないのだし、それよりも「自宅の環境を知りたい=据え置きの方が便利」と思うのだけれど。
液晶表示が小さいうえに(電池を保たせるためか)薄いのでちょっと見辛い。
ここまで冬の乾燥のことばかり言及してきましたが、夏の熱中症についても注意が必要です。この機種は(主に冬の)乾燥指数を表示するモードと(主に夏の)熱中指数を表示するモードに切り替えが可能です。「おまかせモード」にしておくと気温によって両モードを自動切替えするのが面白いところ。
片側に設定ボタンがあります。
もう片方にはアラームのオン/オフボタン。
使って見てわかったのですが、エアコンを付けない部屋で気化式加湿器をフル稼働させると相対湿度は70%程度まで上がるのですが、絶対湿度は9g/m2程度までしか上がりません。(12月で最低気温10度ほど)
気温10度では相対湿度100%でも絶対湿度は9.4g/m2なので(正確には気圧も関係します)、10g/m2以上に保つには暖房は必須ですね。(加湿が追いつくことが前提ですが)
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