2017年9月16日

マサダ シザースジャッキ


車載ジャッキの代わりに用意した油圧シザースジャッキです。


カングーを買ってからしばらくは、タイヤ・ローテーションなどの際、付属の車載パンタグラフジャッキを使っていました。後から「車載ジャッキは緊急用なので数回の使用しか保証されていない」と聞き、ゾッとしました。

まあ実際は使い方さえ誤らなければ、そうそう壊れることもないでしょうが、もう数十回は使ってしまいましたので、きちんとしたものを購入することにしました。購入したのは日本製で信頼できそうなマサダの「DPJ-850DX」です。価格は1万円弱でした。



ケース入りで持ち運びしやすいですが、かさばるのと重いのとで、車には積んでいません。ガレージに置きっぱなしです。埃まみれになりますがケースに入っていれば安心です。


問題はこの車に当たる部分の形状です。カングーのジャッキポイントは車両側が凹になっているので、どう考えてもフィットしません。かといって他のジャッキでも同様なので、最悪、パッドを自作することも考えつつ購入しました。実際にはパッドなどは使用せず、そのまま適当に当てています。ジャッキ側がゴム素材ではなくアルミなのでゴディーへの攻撃性も心配しましたが、特に塗装が剥がれたりへこんだりはしていないようです。


耐荷重も心配です。聞くところによると普通、ジャッキの耐荷重は伸縮の中間地点で測るようです。例えば正確に耐荷重850kgのジャッキで850kgの物を上げた場合、中間地点までは上がりますが、そこから上には上がらない(つまり最高地点には達せない)らしいのです。

このジャッキは850kgまでとなっています。翻ってカングーの軸重を車検証で調べると、前870kg、後590kgとなっていました。片側しか上げないので、重い前輪を上げる場合でも「前輪(の半分の)435kgプラス後輪の何割か」ってところでしょう。中国製だと怪しいですが、日本製だったらカタログ値はありそうなので、大丈夫そうです。実際、使ってみて最高位まで上がりました。


カングーは最低地上高が高く、サスストロークも長いです。しかも私のカングーは初期型の車高が高いタイプです(現行の181cmに対して183cm)。実はこのジャッキの最高高さは381mmしかないのでカングーのタイヤは浮きません。ジャッキの下にスペーサーをかましています。



建築の基礎工事で使われる「基礎パッキン」と言われるものです。プラスチック製ですが非常に硬く丈夫ですのでジャッキの下に敷いても大丈夫でしょう。1枚の高さが2cmですので、2枚重ねで4cmかさ上げできます。これでカングーのタイヤ交換が可能になります。






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