2022年6月8日

モニターヘッドホン


オーディオテクニカ・モニターヘッドホン ATH-M50x

アーティストのスタジオ録音動画などを見ると必ずと言って良いほど同じヘッドホンが映っています。SONYのロゴと特徴的な赤いライン、どうやら SONY MDR-CD900ST というモニターヘッドホンらしい。私は音楽制作するわけでもなくリスニングにしか使わないのでモニターヘッドホンである必要は無いのですが、ただの憧れで欲しくなりました。



しかしながら調べてみるとMDR-CD900STは1989年発売ということで今となっては特別、分解能に優れているわけでもなく、フラットでもないそうです。特に低域が出ていないので音楽のジャンルによってはモニタリングにも適さないという評判です。高音も「突き刺さるような」といわれる音質で、音楽制作時の「間違い探し」には向いているが…といったような評判。現在も使われている理由はデファクトスタンダードになっているので「使わざるを得ない」というのが正直なところかも。

MDR-CD900STを調べていると大体セットで出てくるのが「海外では Audio Technica ATH-M50x がよく使われている」という一文。こちらの方がレンジの広さ、解像度、音場の広さなど評判が良いようです。



ATH-M50x は低音が出ていることもありモニタリングだけでなくリスニングにも使えるということなので、こちらにするつもりでした。ただちょっと迷ったのが ATH-M40x 。50xは低音が出すぎで40xの方がフラットというのが大方の評価。ちょうど40xのアウトレットが1万円以下で売られていたので迷いました。50xの方が若干音質で勝るそうなのですが、私には聞き分ける事は出来ないでしょう。



結局50xにしたのですが、その理由が1.2mのコードの存在です。50xには3mストレートコード、1.2mストレートコード、1.2mカールコードが付属しているのですが、そのうち私が一番使うと思われる1.2mストレートコードが40xには付属していません。これを別途購入しようとすると2000円ほどするので50xとの価格差を考えると得策とは思えません。



ちなみに無線仕様の ATH-50xBT2 というものもあります。無線以外の仕様は ATH-50x と同じなので、有線接続時の音質が全く同じならBT2にしようと思いました。しかし経験者に聞くと両者の(有線接続時の)音質は違うようです。ならば余計なことは考えずに基本機能(有線接続)を重視しました。無線技術は発展途上ですし。



試聴したいのはやまやまですがあいにく田舎なものでそんな場所はありません。ネット情報だけを頼りに決めました。そのかわり(?)アウトレット品を15,000円ほどで入手。


イヤーパッドは蒸れそうな素材でこれからの季節、心配です。ですので替えるつもりです。


下のクラスだとアジャスター部分にコードが露出していますが、こちらは内蔵されています。


ヘッドバンドには派手にロゴがプリントされています。せめて文字色はグレーにして目立たなくしてくれれば…。趣味で無いので何とか隠したいです。


ヘッドホン側ジャックはひねってロックする「バヨネット式」です。2.5mm3極ですが普通のプラグは奥まで差し込めないでしょう。


ドライバーはこんな感じ。


特にヘッドホンについて詳しいわけではなく耳が良いわけでもないので音質についての評価はできません。ただただ「良い音だな~」と感心するばかりです。ただし巷で言われているように「低音が出すぎ」は感じます。私好みの締まった低音でリスニングには良いですが、(原音がわからない以上、断定はできませんが)作為的なものは感じます。40xの方が良かったかも?




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