オマージュ品だと思っていたらコピー品でした。
時計好きだったら誰でも知っている「ハミルトン ベンチュラ(HAMILTON Ventura)」。映画メン・イン・ブラックに出ていることでも有名です。
[Amazon HAMILTON Ventura]
個人的には好みではなかったのですが、エルヴィス・プレスリー生誕80年にあたる2015年に発売された派生モデル「Elvis80」だけは気に入りました。
[Amazon HAMILTON Ventura Elvis80]
このElvis80のオマージュ品がAliexpressで売られていました。個人的には完全なパクリである「コピー品」は嫌なのですが、デザインだけをパクッた別ブランドの「オマージュ品」は許しています。
見た目は見るからにElvis80なのですが、商品写真の文字盤ロゴが「OUPAI」となっているものがあり、価格はかなり高めの3万越え。独身の日セールを待って買いました。
外箱は「OUPAI」名義だったのですが、中身を見たら完全なハミルトンのコピーでした。ギャランティーカードも「HAMILTON」だし…
文字盤には「HAMILTON VENTURA AUTOMATIC」の文字。
裏ブタにも「SWISS MADE」。ローターにハミルトンのマークの切り抜きがあったりして手が込んでます。ムーヴは刻印を信じれば25石です。スペーサー部分にも(おそらく)VENTURAの「V」のモチーフが記されていたりしてスキがありません。
せっかくの「変わった時計」なのでベルトも派手なオレンジに。
ラバーベルトの裏側は肌に張り付かないような加工が施されています。ハミルトンの「H」がびっしり。
ラバーバンドは消耗品です。そこで気になるのがこの独自ラグに使える替えベルトがるかという問題。
ピンはネジ式。
ベルト側はこうなっています。汎用のラバーベルトを加工して形状だけは何とかなるかもしれませんが、そのままでは強度が足りないと思います。付属ベルトには補強のプラスチック(白い部分)が付いています。
ピンの途中にだけネジが切ってある特殊なもの。無くしたら替えがききません。
替えベルトですが、以前探したときにはAliexpressで1点だけ見つかったのですが、現在は売られていないようです。
オリジナルを手に取ってみたことが無いのではっきりしたことは言えないのですが、明らかにパチっぽいところはありません。でもコピーとわかっていたら買いませんでした。
心配していた時刻の視認性は意外と悪くないです。蓄光塗料は長短針のほかは6・9・12時にしかありませんが、ケース形状に惑わされない夜間の方が視認性は高いかも。かなりの大型ケースで重くもありますが、装着感は意外と悪くないです。
気に入らない点はリューズが操作しにくいこと。形状が円錐なので指先が滑るのです。オリジナルもこの形状なので、オリジナルと同じかもしれませんが。
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