BLACK+DECKER 互換バッテリー

ブラック・アンド・デッカーの工具、18Vマルチツール用の互換バッテリーです


私の使っている電動工具はブラックアンドデッカーの18Vマルチツールで統一しています。本体・バッテリーはそのままにヘッドを交換することで様々な工具に変身するのが特徴です。

コードレスのバッテリー工具なので、長時間の作業ではバッテリーの数が不足したり、個々のバッテリーもだんだんと劣化によって稼働時間が少なくなってきます。そこで予備バッテリーを買い足したくなるのですが、ご多分に漏れず純正バッテリーは高価です。そこでバッテリー目当てに（バッテリー付属の）工具を買い足したりしてきました。

マキタのように互換バッテリーが格安で手に入りやすい環境だったらよかったのですが、ブラックアンドデッカーはマイナーメーカーだからかファミリーユースだからか互換バッテリーが売っていませんでした。

最近になってやっと互換バッテリーが出回り始めたので、試しに購入してみました。タイムセールで2383円。もちろんノーブランド品です。

純正品（下）との比較。厚みは違っていても装着に問題ないですが、厚みも含めて純正品とほぼ同サイズ。

当然、中国製です。一応、各種認証は通っているようです。2.0Ahは同じですが、電圧が20V：18Vと違いますので、電力量（40Wh：36Wh）としては若干増えています。

「20V？18Vじゃないの？」と疑問に思ったのですが、バッテリー機器は結構、電圧が変動するので問題ないと思います。でも気にはなるのでテスターで解放電圧を測定してみました。

まずは互換品。記載通り約20Vです。

次に純正品。こちらも約20Vでした。問題なさそうで一安心。

重さも測ってみました。互換品は343g。

純正品は371g。電力量と重量は比例するのが普通なので、互換品の電力量は本当か？と疑いたくなります。

実際に使ってみました。条件が同じではないのでほとんど参考にはならないのですが、個人的な印象としては純正2.0Ah品と同程度に感じました。劣化した純正1.5Ah品（発売当初はこれしかなかった）よりは明らかにもちます。

というわけで、とりあえずは純正と同等と評価します。「とりあえず」と書いたのは、今までの経験上、互換バッテリーは劣化が早いからです。新品時には純正相当だったが、使い続けていくと純正より早くバッテリー切れになるのがほとんどなのです。

今回の互換品の価格は純正品の半額よりちょっと安いくらいです。この価格だとコスパ的にはちょっと微妙かな？（互換品の今後の劣化が想定内だったとしたら）個人的には互換品を選択しますが、人には勧め辛い感じがします。

マキタほどの価格差と豊富な選択肢があるのなら、まちがいなく互換品を推します（でもリチウムイオンバッテリーは爆発とかの危険性もあるから安易には勧められないか）。ブラックアンドデッカーも選択肢が増え、価格が下がることを期待します。

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2018/09/27追記
3.0Ahの互換バッテリーを購入しました。あわせて純正2Ah、互換2Ah、互換3Ahの比較実験を行いましたので、こちらもご覧ください。