2019年7月9日

クールシート


送風機能のついたシートカバーです。

カングーのエアコンの効きがイマイチなのでムレ防止に送風機能のついたシートカバーを補助的に使ってみようかと考え、買ってみました。

送風機能のついたシートカバーは大きく分けると2種類あります。まずはシート先端、ひざ裏あたりに垂れ下がるように大き目のファンが付いているもの。



もう一つは腰のあたりに小さなファンが複数個付いているもの。こちらの方が比較的最近出てきたように思います。



検討した結果、腰にファンがあるタイプに決めました。見た目がスマートだったことと、ファンが座る部分と背もたれ部分の中間にあるので、それぞれに空気が均等に流れるように思ったからです。購入価格は4,838円。

この商品に限らず色は大抵ブラックとホワイトが用意されているのですが、私は白っぽい色(アイボリー色)のシートカバーを付けているので、白系のベージュを選びました。なるべく白っぽいものが良かったのですが、届いた物を見ると濃いベージュで、かなりジジ臭いです。


空気の流れない周りの部分は艶消しのレザー風の素材です。スイッチがケーブルの途中ではなく、シートにあるのが良いです。


裏側はこんな感じ。全体にゴムっぽい滑り止め加工がされていて、実際、全く滑りませんでした。(シートとシートカバーが滑らないということです。後述しますが、シートカバーと人の体は滑ります。)


腰部分の中を覗くとシロッコファンが並んでいるのが見えます。ファンは全部で8個とのこと。空気の通り道の構造もわかりますね。


こちらはシート前端の留め金具。


ヘッドレスト固定ベルト。バックルなのでヘッドレストを抜かなくても設置できます。あまり目立たなくて良い感じ。


腰部分の固定用です。これをシートとシートバックの隙間に入れます。


電源コードは右側から出ています。


運転席に使うとコードは左側から出したいところです。スライダーが2つ付いていますので左から出すことは可能ですが、そうするとコードの長さが足りなくなるかもしれません。カングーの場合、センターコンソール後ろにシガーソケットがありますので、そこを使えば長さは足りました。


USBソケットもありました。


空気吹き出し口はこんな感じ。色・素材からして「昭和」の見た目です。黒色を選べばそれほど気にならないのでしょうが…。


前端部分にはちょっとしたポケットあり。シート下に隠れてしまうので実用性は無いですが。


運転席に設置してみると…う~ん、カッコワルイ!



スイッチは右側。(運転席の場合は)左側がベストですが、ここでも悪くは無いです。


風量は3段階。ファンの音がうるさいというレビューが多かったので不安でしたが、個人的には気になりませんでした。人が座っていないときにはかなり大きい音なのですが、座るとなぜかかなり小さな音になります。(座っていて)最大風量の「3」の時にカングーの8段階あるエアコンの風量「5」と同じ位の音の大きさと感じました。この程度なら全然我慢できます。


マッサージ機能もあります。場所は腰の下あたりだけですし、強さもケータイのバイブを強くした程度ですのでマッサージ効果はあまり期待できません。でも長時間ドライブ時の気分転換にはなると思います。


肝心の通気効果ですが、ここしばらく雨続きで検証できていません。最近のエアコン(冷房)を稼働させるかさせないかの境界くらいの温度だと、最弱の風量「1」でも股下~もも裏あたりは寒いくらいです。一方、背中側はあまり大きい効果を感じません。(でもちゃんと空気が流れているのは実感できます)

最大風量「3」にしても物足りない風量ですので真夏に不安があるのは事実ですが、蒸れに対しては「かなり効果がある」のではないかと思っています。

でもデメリットもあります。とにかく座り心地が悪いのです。特に座る部分。空気が流れる部分は体重でつぶれてしまっては元も子もないので硬いプラスチックで出来ているのでゴツゴツしているのです。しかもその上にある薄いメッシュの布が滑ります。
シートヒーターの方は夏でも付けっ放しでいいか、と思えるのですが、こちらはシーズンオフになったらすぐに外したいです。

ただ、腰部分にファンがあるタイプがよくレビューで指摘されている「ファンが体に当たって違和感がある」という点については何も問題を感じませんでした。

後は最初に書いた通り、見た目が「昭和」っぽい点ですね。色がもう少し白っぽく、アイボリーに近かったらもう少しマシだったと思います。



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