2016年12月8日

ヒートシーター②


こちらが本命のシートヒーターです。


Amazonベーシックのシートヒーターを注文したものの納期が不安定(詳細はこちら)で別の商品を注文しました。(結局はAmazonベーシックの方も購入しましたので、そちらの記事もご覧ください)


前回の記事と重複しますが、Amazonベーシックは1,700円前後と格安でしたがレビューの評価は高かったです。



同じくらいの価格で似たような商品はいくつもあるのですが、故障するのはまだしもショートしてシートに焦げ跡を残したというレビューが複数あり、怖くて買えませんでした。



そもそもシートヒーターの購入を思いついた経緯ですが、カングーは欧州車としては珍しくヒーターの効きが悪いということがあります。一般的に欧州は日本より寒冷な気候なので車のクーラーは効きが悪いかわりにヒーターは強力なのが普通です。カングーは車内容積が大きいことと窓が大きいので熱が逃げるためと思われます。(過去にはこんなこともしています)

そんな時に思っていたより安い値段でシートヒーターが売られていて、しかも評判がなかなか良いということを聞き、購入を思い立ちました。ところが前述の通り、購入手続きをしたAmazonベーシックがなかなか届かないということで、もう少し価格が高くても良いので信頼性のおけそうなものを物色しました。

その結果目に留まったのがこちらの「HEATKING 温熱カーシート」です。


価格は7,000円弱と高いのですが、使い勝手が良さそうでレビューの評価も高かったです。また使用者の意見を取り入れて今年のモデルは改良されている点も好ましく思えました。

広げた状態です。右側がヘッドレスト側で、バックルでヘッドレストの支柱に固定します。左側の紐は先端にフックが取り付けられていますので、フックをどこかに引っ掛けて固定することになります。


 裏側はこんな感じ。中央の変なものは座面とシートバックとの隙間に突っ込んで固定するためのストッパーです。


先端のフックです。座席裏側の鉄板にちょうど良い穴が開いていますので、そこに固定しました。


コントローラーです。ONになるとLEDランプ(赤色)が光ります。無段階調節なのがうれしいです。


測り忘れましたが、コードの長さは十分だと思います。座面部分とシートバック部分の間からコードが生えています。この部分はベルクロになっていてコードの出口は左右どちらでも選べます。また、途中はソケットで接続されていますので座面のみ・シートバックのみという運用ができます。


ベルクロ部分から内部を観察できます。中央からコードが生えているのがわかります。このコードは座面とシートバックとの隙間に入りますので、お尻に当たることは無いです。


電熱線の配置もわかります。


座面を固定した状態です。シートヒーターの端まで電熱線があるわけではないですが、座面先端部分まで暖かくなります。シートバック側は最初の写真を見てもらうとわかりますが、背中の高い部分まで暖かくなります。この暖かくなる範囲が広いのがこの商品の利点だと思います。


とりあえずですが、コントローラーをこの位置にセットしました。言い忘れましたがカングーの運転席です。


ONの時はこのように点灯します。


シートヒーターの上にさらにシートカバーを掛けて使います。


Amazonベーシックは厚みのあるクッション状ですが、こちらは薄い布状なのでシートカバーをかけても違和感はあまりありません。全くないわけではないです。固めの布を一枚挟んだ(そのまんまですが…)座り心地です。



温度ですが、Amazonベーシックが強と弱しか設定できないのに対してHEATKINGは無段階調節なので良い感じです。Amazonベーシックは弱でも私には熱すぎたのですが、HEATKINGは最強でもそれより低い感じです。しかしそれでも私には熱すぎですので十分な温度です。

暖かくなる範囲がAmazonベーシックよりも広いのも長所です。背中の高い部分からひざ裏に近い部分まで温まります。何より気に入ったのが座り心地です。Amazonベーシックはクッションなので柔らかすぎて体が安定しないのですが、HEATKINGは薄いのでシートそのものの乗り心地に近いです。

欠点もあります。先ほど暖かくなる範囲が広いと書きましたが、それは前後方向のことで、左右方向は狭いです。ちょっと体がズレると冷たい部分に触れてしまいます。最初の写真を見るとわかる通り、シートバック(座面も)の平らな部分しか温まりません。

おそらくサイドサポート部分まで範囲を広げると、シートヒーターが折れる部分が出てくるので断線・ショートの危険性があるためだと思われます。安全性の観点からは仕方がないとは言え、不満なのは確かです。

シートの表皮の裏側に仕込むタイプのシートヒーターを使えば純正オプションのようにスマートな見た目になりますので、あまりにもシートヒーターが快適ということでしたらチャレンジしてみるのも手だと思いました。




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