2016年12月13日

PAPAGO! GoSafe S30


カングーのドライブレコーダーを入れ替えました。



今まで使っていたドライブレコーダーは同じくPAPAGO!のP2Xです。使い始めて3年半ほど経ちますが最近動きが怪しくなってきました。

以前から走行中に突然再起動することがあったのですが、それ自体は問題ありません。ピーという警告音が発せられますので気が付きますし、SDカードをフォーマットするか交換すれば解消されました。問題はいつの間にか停止していることがあったことです。

録画中はLEDがオレンジか赤色に点灯するのですが、ふと目をやると消灯していることがありました。スイッチ付きの増設シガーソケットから電源と取っているのでスイッチを入れなおすと正常になります。私がドライブレコーダーを設置する理由は100%事故対応なので、いざというときに動作していない可能性があるのは心配です。

車内の過酷な環境で3年使えれば満足なので買い替えることにしました。P2Xは特に夜間の画質に不満があったので画質向上も望めるでしょうし。

普段からドライブレコーダー事情をウォッチしているわけではないので3年ぶりに情報収集しました。3年前はネットで調査するとすぐに「買っちゃダメ」な商品が分かったのですが、今回は特に見当たりませんでした。3年の間にこの分野も成熟してきたようです。

ということであれば以下の条件で機種選定します。

・FullHD画質 (それ以上は必要ない)
・120°以上の広角
・64GB以上のメディア使用可
・できればSD (でも現実的にはmicroSDしか選択肢がない)
・西日本LED信号対応
・HDR(WDR)機能搭載
・GPSは無くてもいい (あった方がベターだが必要なのは時刻補正だけ)
・2インチ以上の液晶モニター
・駐車録画は不要
・バッテリーではなくスーパーキャパシタ搭載
・運転支援機能は不要

この中で「西日本LED信号対応」と「スーパーキャパシタ搭載」で一気に選択支が狭まります。「西日本LED信号対応」は日本独自仕様なので日本メーカー製以外はほんの一部しか対応していませんし、最近は駐車監視などのためにバッテリーを搭載している機種が多いです。なぜキャパシタにしたいのかと言うと高温になる車内にバッテリーは破裂などの不安があることと、キャパシタの方が長寿命だからです。

候補を2つまで絞りました。
・PAPAGO! GoSafe S30PRO
・KENWOOD DRV-410



価格は同程度でDRV-410はGPS・HDR付き、S30PROはどちらも無しです。さらにDRV-410はFHDより高精細の2304×1296に対応しています。カタログ値でDRV-410が劣っているのは液晶画面サイズが1.5インチ(S30PROは2インチ)と付属のmicroSDカードが8GB(S30PROは16MB)であることだけです。

評判はどちらも良いのでDRV-410圧勝!なのですが、S30PROはイエローハット専売品のS30という兄弟機種があります。S30PROとS30の違いですが、S30PROには吸盤マウントが付属しているがS30には無いこと、付属のmicroSDカードがS30PROは16GBに対してS30は8GBであることなどです。

イエローハットのネット店舗ではS30は安くはなかったのですが、専売品なので実店舗では安く売っているかもと思い、実店舗を訪ねてきました。そうしたらちょうどセールをやっていて価格表示は15,800円で会員割引5,000円だそうです。私は会員ではなかったのですが無料で作れるということなので、その場で会員になって10,800円(端数はあったかも)で購入してきました。

最初の写真で会員カードと並べてみましたので小ささがわかると思います。とはいえ現在はこのサイズ・形状のドライブレコーダーが1万円以内で数多くありますので、取り立てて特徴的でもありません。

P2Xと同じく電源ケーブルの途中に大き目のボックスがあります。PAPAGO!!の評判の悪いところですね。おそらく電圧変換しているのだと思います。ソケットも大き目ですしフェライトコアも邪魔です。ただしP2Xとは違ってUSB端子は一般的なピンアサインなので電源ケーブルを交換することも可能です。


付属のmicroSDカードは ADATA microSDHC 8GB class10 UHS-1  でした。


これ↓かな?




レビューで評判の悪いのがカードスロットと電源コネクタの位置関係です。たしかに電源を接続しているとカードの出し入れができません。電源が入っている時にカードを抜き差しさせないためと思われます。


 ファームのバージョンはV1.09でした。


ファームアップしないと西日本LED信号に対応しないとのことですので、使う前にファームのバージョンアップを行いました。V1.13まで上がりました。


P2Xはこんな感じに取り付けていましたが、


こうなりました。本体は小さいですしマウント部も小さいです。P2Xはどちらも大きいので自然と収まる場所が決まりましたが、S30は自由度が高すぎて、どこに取り付けるか意外と迷いました。電源ケーブル途中のボックスはミラーの上に貼り付けました。フェライトコアは宙ぶらりんです。


車外から見るとこんな感じ。意外にもP2Xより目立つ気がします。


使ってみて戸惑ったのが音を消せないことです。起動音(音楽)は消せるのですが、その他は消せません。P2Xは消音できたので不満です。私の場合、運転支援機能は全てオフにしたので実害は無いのですが、音は出せずに画面表示だけで運転支援機能を生かすことはでき無さそうです。普段触ることが無いとは言え、設定時にボタンを押すたびにピッと音がするのはウザいです。

画質に関しては満足です。HDRやWDRは無いものの、それなりに明るいF1.9のSONYセンサーを謳うだけあって夜でもまずまずです。私の目的は事故対応だけなので一定レベルを満たしていればそれ以上は望みません。PCのビューワで見ると(液晶ディスプレイということもあり)動画では対向車のナンバーは読み取れませんが、一時停止するとはっきり読み取れます。

LED信号については問題ありません。PAPAGOのウェブページにはLED信号対応として「 本製品はLED信号の無灯火記録を防ぎLED信号の早い点滅で記録します。」と書かれているのですが、明るい昼間でも(明るいとシャッタースピードが早くなるので高速点滅すると予想したが)常時点灯しています。

S30には「アンチフリッカー」という設定項目があり、「50Hz、60Hz」が選択できます。取扱説明書には項目が明記されているのみで何の説明もないので詳細は不明です。所在地の商用電源周波数に合わせるのか、あるいは逆に合わせないことで信号消失対策とするのかわかりません。普通に考えると使う地域の電源周波数に合わせるということでしょうから、西日本(60Hz)在住の私は60Hzにしました。

録画済みファイルのフレームレートは30fpsなので、おそらくそれ以下のフレームレートで録画し、間に直前の静止画と同じ静止画を挿入して30fpsにしているのがファームでの対策と思われます。この場合、敏感な人ならカクついて見えるようなのですが、私が見る限りでは感じ取れませんでした。

目的は事故対応のみなので普段は付けているのを忘れているくらいが理想です。今のところまったく(起動失敗や通電中の再起動など)不具合は無いので総合的には満足しています。ただ自分的にイマイチ信用していないので運転中に動いているのが確認できないのが不安ではあります。P2Xは正面にLEDが付いていたので確認できたのですが、これはLEDが左側面にあるので運転中は確認できません。液晶を常時表示していればわかるのですが、それはしたくないです。


GPSはいらないといいつつ、オプションで装着可能であるなら時刻修正だけのためでもGPSアンテナが欲しくなりました。でも純正は高い。(4,000円)



根拠は無いですが、信号レベルでは互換がありそうな気がします。
TaoTronics のものは使えるのだろうか?写真を見る限りでは純正は4極ミニプラグ(φ3.5mm)、これは3極ミニプラグ(φ3.5mm)に見えます。



ステレオ(3極)プラグでも良いのなら、こちらの3極超ミニプラグ(φ2.5mm)でも変換すればイケるかも。



ナビ用だったら1,000円程度であるんですが。


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