プラグホールからカメラを入れてカングーのシリンダー内の状態を確認しました。
エンジン燃焼室などのカーボン等の洗浄に使うケミカル剤「エンジンチューンアップ NX5000」を買ってきました。メーカーは「イチネンケミカルズ」ですが旧社名の「タイホーコーザイ」と表記されている例もあります。クレのエンジンコンディショナーと同じような製品で評判が良いです。スロットルボディに噴射してスロットル~燃焼室を洗浄するのが一般的ですが、個人的に燃焼室に圧縮できない液体(エンジンチューンアップはフォーム状ですが)が入るのは嫌な感じがするので、まずはプラグ清掃に使いたいと思います。
コネクタを外してからイグニッションコイルのネジを外します。
イグニッションコイルを引き抜きます。
プラグを外します。装着時の順番通りに並べて…
洗浄しようと思ったら電極がかなり減っている!
こりゃ洗浄どころの話ではないぞ、ということで急遽新品(プレミアムRXプラグ)を注文。記録を調べてみると前回の交換は6年半前、5万kmほど走行しています。この時はNGKのプレミアムRXプラグ(BKR6ERX-P)に交換しました。
さらにその前は同じくMGKのイリジウムMAXプラグ(BKR6EIX-P)でした。プレミアムへの交換時には4万kmほど走行後のことでしたが電極はそれほど減っていませんでした。やはりイリジウムMAXの方が寿命は長そうです。
プラグの方は良い焼け具合でカーボンもほとんどなかったので洗浄せずにそのまま元に戻しました。
さて、プラグを抜いたついでに燃焼室内を観察してみます。以前購入した「耳かきカメラ」(イヤースコープ)を使えば燃焼室内が見えるのではないかと思いついたのです。私が買ったのはケーブル式でUSBでPCやスマホに接続するタイプです。プラグホールが深いので針金に縛り付けて挿入しました。
現在はワイヤレスが主流ですので棒状のものが多いですが、車のプラグホールは深いのでケーブル式の内視鏡カメラの方が使いやすいと思います。
燃焼室内でカメラの首を振ることができませんのであまり広い範囲を見ることができませんが、カーボンの堆積は思ったほどではありませんでした。
ピストン上部の文字がはっきり確認できます。
一番カーボンが堆積していたところでもこの程度。中心から外れたところの方が汚れていました。カメラの首が触れないのもそうですが、ピントが調節できず至近距離しか見ることができないのが残念。
10年10万kmでも「この程度か」と拍子抜け。エンジンチューンアップでの洗浄も必要無さそうです。比較的奇麗な理由を想像すると以下が考えられます。
・直噴ではなくポート噴射のエンジンである
・通勤がバイパス中心で平均速度が高い
・たまに意識してエンジン回転数を上げている
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