2015年2月14日

カングー プレミアムRXプラグに交換


カングーのプラグをNGKイリジウムMAXにしてから4万kmほど走行しました。
メーカーの交換距離目安はイリジウムIXは15,000~20,000kmで、イリジウムMAXはその5倍と記載されています。
つまり75,000~100,000kmということです。
ただし軽4輪はその半分ということで環境によりかなりの幅を持たせていることがわかります。


考え方として2つが考えられます。
・メーカーは安全率を高く見積もっているので実際にはもっと持つ
・メーカーは理想的な環境を元に算出しているので実際にはそんなに持たない

NGKの場合はどちらのタイプなのかわかりませんが、個人的に5万kmほど走れば十分かな~という感じです。
プラグを外して観察してみましたが特に劣化(摩耗)した印象は受けませんでした。しかし最近のプラグは目で見てもわからないとも言われていますので、5万kmで交換すれば気分的にスッキリするかな、と思っていました。

せっかく交換するとならば一番良いもの、ということでやっぱり「プレミアムRXプラグ」にしたいです。
プラチナ→イリジウムときてルテニウムですか、メーカーもいろいろ考えますね。
ちなみに「イリジウムMAXプラグ」や「プレミアムRXプラグ」は中心電極はイリジウム・ルテニウムですが、どちらも外側電極はプラチナなんですね。

そんなことを思っていた時に通販でプレミアムRXプラグが安く売られているのを見つけました。通常1本1,400円弱のところ1,000円ほどでしたので思わず購入。新しいプラグが手元にあるのに(自分が想定していた)交換時期まで待てるわけも無く、さっそく交換してしまいました。


カングーに対応するプレミアムRXプラグですが、NGKのHPで適応品を検索するとBKR6ERX-PSがヒットします。ところでBKR6ERX-PSとBKR6ERX-P、どこが違うのでしょう?

調べてみました。末尾の型番ですが、「Pが外側電極貴金属チップ付、「S」が特殊ガスケットを意味するようです。通常のガスケットは鉄製(一部アルミ)で、特殊ガスケットとは主にステンレスですがそれ以外もある…ということのようです特殊ガスケットの目的はステンレスのバネ力を利用してプラグの緩み防止を図っているようです。

ともかく特殊ガスケット仕様車には特殊ガスケットプラグが必須で、通常ガスケット仕様車(カングーがそれにあたります)にはどちらでも良いようです。以前、特殊ガスケット仕様車に通常ガスケットプラグを新車装着してしまいリコールになった例もあります。

プレミアムRXプラグのラインアップを見るとBKR6の0.8mmギャップ仕様(つまりBKR6ERX-**)はPSしかありません。ネット販売を見るとP仕様も売っていますので、以前はPも売っていたがPSで事足りるのでPは廃番にしたと思われます。
今回購入したサイトでも安売りしていたのはBKR6ERX-PのみでBKR6ERX-PSは通常価格でした。おそらく在庫処分なのでしょう。

交換方法はNGKイリジウムMAXへの交換を以前に書いてますのでそちらをご覧ください。

使用済みプラグの電極部分のアップ写真です。車に向かって右シリンダーから左に向かっての順番です。先日の目視点検では劣化しているように見えませんでしたが、こうしてアップで見ると中心電極はそれなりに劣化していますね。特に最後の写真(左端シリンダーになります)の電極が丸まっているように見えます。これが実際の運転にどの程度の影響があるのかはわかりませんが。
一方外側電極は減っている感じは見受けられません。






こちらは新品のプレミアムRXプラグの電極部分のアップ写真です。


ちょっと意外だったのが次の写真です。外側電極に丸く色が違っている部分があることがわかりますか?写真だとわかり辛いかもしれませんが、実際に見ると、汚れている外側電極の一部分だけキレイに丸くピカピカになっていました。外側電極は角(エッジ)部分に放電するのかと思っていましたが、この部分に放電しているのだと思います。ということは外側電極はと角が丸まって劣化するのではなく、平らな部分が凹んでいくのでしょうか?


交換後のフィーリングに特に変化はありません。これは予想していたことでもあり、それで良いと思っています。高性能プラグ同士の交換ですので性能向上は体感できるレベルではないでしょうし、古いプラグも体感できるほどの劣化はしていないでしょうから。個人的に劣化が体感できるようになってからの交換では遅いと思っています。


NGKのサイトではほとんど表に出てきませんが「4極セミ沿面プラグ」というものもあるようです。カングーですとおそらく「BKR6EQUP」が適合するのではないでしょうか。ちょっと気になるところで試しに使ってみたいです。
このプラグには耐久性と放電特性(要求電圧を下げる)、自浄作用で汚れにくいなどのメリットがあるようです。主にプラグの汚れやすい直噴エンジンに採用されているようですが、通常エンジンに使用して良い結果を得られたというレビューもちらほら見られますのでちょっと興味があります。



1 件のコメント:

  1. はじめまして。カングー2に3年ほど乗っている者です。
    色々とサイト内を読み,大変参考にさせて頂きました。
    イリジウムMaxの外側電極先端について,内側が円形に光っているのは,
    この部分に円形の白金チップが溶接されているためです。
    外側電極全体を白金で作ってもコストが高く,性能的には意味が無いです。

    今度イリジウムMaxかRXを試してみたいと思っております。

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