時計の風防がミネラルガラスかサファイアクリスタルかを判別します。
1,200円ほどで買える「ダイヤモンドテスターⅡ」です。電源は9V角型乾電池。
ニードルは細い金属製。ここを対象物に当てます。
英語の取扱説明書が付属してきましたが見ても何が何やらわかりません。ネットで情報収集して使い方がわかりました。圧力で対象物の硬さを判別しているのだと思ったら対象物の熱伝導率で材質を判別しているもよう。
「VOLUME」を回して電源を入れると「LAMP ON BATTERY CHECK」が点灯。しばらくして「LAMP ON READY OK」が点灯して準備完了。おそらく規定温度まで上げているのだと思われます。
裏側に対象物の大きさ(カラット)と気温の対応表があります。時計の風防はctが「0.6UP」で、この時の室温「10℃~30℃」を見ると「2」となっています。
「VOLUME」を調整して「2」に合わせます。
裏側の三角形の金属板に触れながらニードルを風防に当てます。こちらはミネラルガラスなのであまり変化がありません。(「4」を指しています)
これがサファイア風防だと「12」位置まで振り切れてブザー音が鳴ります。
測定の仕方によって数値の変動があると予想していましたが、実際にはそんなことはなく何度やっても一目瞭然、簡単でわかりやすいです。
ちなみに(自分には関係ないことですが)これは天然ダイヤモンドと人造ジルコニアの判別はできるようですが、天然ダイヤモンドと人造モアッサナイト(モアサナイト)の判別はできないようです。天然ダイヤモンドと人造モアッサナイトの判別ができる「モアッサナイトテスター」もあります。
ちょっと前までの中華時計は「サファイア」と言っておきながらミネラルガラスの時計がよく売られていました。最近はそのようなことはあまりなく、同じ時計でサファイアとミネラルを区別して(価格を変えて)選択できるような売り方をしていることが多いです。何も書かれていなければ通常はミネラルですが、たまに何も書かれていないのにサファイアだったりすることもあって「(良い意味で)中華恐るべし」と感心します。
ともかく簡単に判別できるのは良いですね。
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