2014年9月29日

寒さ対策 プラダンで二重窓


当地は比較的温暖な気候なのですが、寒いことは寒い。窓のそばでじっとしているとひんやりした空気の流れが感じられます。窓はアルミサッシに通常ガラスなので、本当は二重ガラスにしたいところです。

プラダンを使って安価に改善を目指します。ポピュラーなのはツインカーボなどのポリカーボネート製中空板なのですが、1800mm×900mmで3000円以上しますので、まずはプラダンで試してみようと考えました。プラダンは同サイズで300円程度です。



とりあえず必要なものはプラダンとガラス戸レールです。
ガラス戸レールには上下があります。上は下よりも溝が深くなっていて、引き戸の取り外しが可能になっています。また、レールの幅が6mm、3mmなどいろいろ種類があります。プラダンだと3mmでいいのですが、後にツインカーボにする可能性も考え、6mmにしました。色は白と茶がありますので好みにあわせて。

レールの取り付けに特筆するようなことはありません。上下を間違わないように両面テープで張っていくだけです。長さが足りなくなってもまっすぐになるように継ぎ足せばOKです。
私の場合は少しでも空気の通り道が無くなるように、両サイドにもレールを設置しました。


プラダンは文字通り「プラスチック製ダンボール」なので、はさみで切れます。キレイに切りたかったらカッターで切れます。
左右は重なるのでアバウトでいいのですが、上下はシビアです。正確に測って一発勝負するか、大きめに切ってから少しずつ調整します。

プラダンの調整が済んだら取っ手を付けます。どんなものでもいいのですが、私はひもを通しただけにしました。何故かと言うと、奥側の取っ手をひもにしておくと取っ手に邪魔されずに全開にできるからです。
 

それから全閉状態で重なる部分を挟み込むように磁石を付けました。この重なる部分からの空気の流れを最少にするためです。

ごらんのようにプラダンの方向(筋の見える方向)は縦にしました。空気は冷やされると下に流れるので、断熱対策には空気の流れを遮る横方向の方が好ましいのですが、プラダンは柔らかいので、少しでも剛性が高い縦方向にしました。

しかしながら、このままでは上下にたわんでしまってNGです。ちょっと窓を開けたりしたら風の影響でこんなふうにレールから外れてしまいます。(きたない窓でごめんなさい)


テープで補強したり、プラスチックのコの字レールを取り付けたりしましたがうまくいかず、結局アルミニウム製のL字アングルを両面テープで固定して解決しました。両面テープでは心もとないのでビスで固定するための穴もあけましたが、そこまでする必要は無かったようです。
要は縦方向の剛性が上がればいいので、もっとスマートな方法があると思います。私の場合は両サイドにもレールを設置し、プラダンの端をそこに収める必要がありましたが、そうでない場合にはアルミのコの字アングルで端を処理すれば見栄えが良いかと思われます。

晴天時の昼間にプラダンを締め切って室内から写した写真です。乳白色なのでちょっと暗くなりますが、プラダン無しの曇りの日と同じくらいには明るいです。右側の方が暗く見えるのは網戸があるせいです。

想定外のL字アングルで出費がかさんでしまいましたが、防寒効果のほどは「かなりある」と言っていいと思います。少なくとも体感はできるでしょう。また、付ける前は(寝室でカーテンを閉めた状態)朝には窓の下に溜まるほど結露していたのが、ちょっと曇る程度にまで改善されました。 福次効果として、防音効果も体感できます。

一番の大物で効果も高いだろうリビングの掃出し窓にもトライしたいのだけれど、高さが2mほどあるので、ツインカーボ等でないと強度的に無理だろうし、通常のものでは高さが足りないし…というところで止まっています。何か良い方法はないだろうか?



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